「限界を超えるロッド」それが、がまかつの新作ロックショアロッド「ラグゼ アークフレックス RS」。ロックショアゲームの新たな可能性を切り拓くこのロッドは、ヒラマサやカンパチ、GT（ロウニンアジ）といった大型魚をターゲットに、磯での激しいファイトを制するために設計されています。今回は、この「ラグゼ アークフレックス RS」の魅力を徹底的に掘り下げ、実際に使うべきアングラー像まで詳しく解説していきます！
「ラグゼ アークフレックス RS」の魅力とは？
このロッドの開発テーマは「無理の利く強い粘り」と「踏ん張る力」。限界領域で戦うためのロッドとして、次のような強みを持っています。
圧倒的な強度と復元力
ロッドの強さを決めるブランクには、世界最高クラスのカーボン素材「TORAYCA® T1100G」を採用。この素材は従来のカーボンよりも圧倒的な強度を誇り、軽さと剛性を両立させています。
さらに、縦繊維だけでなく横繊維にも採用することで、復元力が向上。強い負荷がかかってもしなやかに対応し、曲がりすぎることなく反発力を維持してくれます。つまり、「負荷がかかるほどにみなぎる強靭なパワー」を体感できるのが、このロッドの最大の特長です。
ロックショアゲームに最適な設計
このロッドは「がまかつ」の伝統的な技術を活かし、磯場での過酷な状況下でもアングラーが戦いやすいように設計されています。
- 飛距離の向上
- 10ft以上の長尺モデルが多く、大型プラグやメタルジグを遠投できる
- 強い向かい風の中でも安定したキャスト性能を発揮
- 強引なファイトに耐える剛性
- ハエ根（障害物）をかわしながら、魚を一気に浮かせる強靭なバットパワー
- 最大ドラグ値12kgにも対応し、ハイドラグでの強引なやり取りも可能
- 疲れにくいバランス設計
- 軽量化されたボディにより、長時間の釣行でも負担が少ない
- ロッドの角度を調整することで、ブランクの復元力を活かしたファイトが可能
磯の釣りで起こりがちな「トラブル」を解決
ロックショアゲームでは、「キャスト時のライントラブル」や「ガイドの破損」といったリスクがつきもの。
しかし、このロッドにはそれらを防ぐための工夫が施されています。
- 富士工業製のチタンフレームSiC-Sリングガイドを採用
→ ラインの絡みを防ぎ、トラブルを最小限に抑える - 高硬度の極薄塗膜ブランク
→ ブランク自体の強度を向上させ、折れにくい設計 - リールシートは富士工業製DPS20サイズをアップロックで装備
→ 強い負荷がかかってもリールがブレず、安定したファイトが可能
「ラグゼ アークフレックス RS」ラインナップとスペック
このロッドは、ターゲットや釣り方に合わせて5種類のモデルが用意されています。
| モデル | 全長 | 自重 | 適合プラグ重量 | 適合ジグ重量 | 最大ドラグ値 | おすすめターゲット |
|---|---|---|---|---|---|---|
| S100H | 10’0” | 307g | 45～100g | 30～120g | 7kg | 中型ヒラマサ、カンパチ |
| S100XH | 10’0” | 314g | 60～120g | 45～150g | 8kg | 大型ヒラマサ、カンパチ |
| S98XH+ | 9’8” | 337g | 75～150g | 60～180g | 10kg | 深場狙いのカンパチ、ヒラマサ |
| S106XH+ | 10’6” | 350g | 60～150g | 60～180g | 10kg | 遠投が必要なヒラマサ |
| S96XXH | 9’6” | 338g | 75～200g | 80～250g | 12kg | GT、超大型ヒラマサ |
※ 適正ラインはPE4～8号、リールサイズは8000～20000番クラスを推奨。
S100H：スタンダードな万能モデル
S100Hは、PE4～5号クラスのタックルに最適化されたスタンダードモデルです。60～100gのメタルジグや45～75gのダイビングペンシルを扱いやすく、バランスの取れたレギュラーアクションを採用。 磯での取り回しが良く、比較的軽量なロッドながら、大型ヒラマサやカンパチとのファイトにも十分対応可能です。磯際の攻防ではしっかりロッドを立てることで、負荷を分散しながら魚を浮かせる設計になっています。初心者から中級者まで扱いやすく、幅広い状況で活躍できる一本です。
S100XH：近海の大型青物に最適なパワーロッド
S100XHは、ジグなら120g前後、ダイビングペンシルなら80gクラスまで対応するパワーモデル。PE4～6号を使用し、ヒラマサやカンパチを狙うのに最適な設計です。 強めのドラグセッティングでもロッドがしっかりと粘り、ターゲットをスムーズに浮かせることが可能。キャスト時の安定性にも優れ、遠投性能が高い点も魅力です。ロックショアゲームにおいて、パワーと操作性のバランスが取れたモデルであり、近海の大型青物を本気で狙うアングラーに最適です。
S98XH+：ヘビージグ・プラグ対応のジャーキングスペシャル
S98XH+は、ヘビーウェイトのメタルジグ（120～180g）を自在に操るために開発された特化型モデル。 速い潮流やディープレンジへのアプローチに優れたブランク設計で、ジャーク時の負担を大幅に軽減しています。加えて、大型ミノーやポッパーの鋭い入力にも対応し、繊細な操作も可能。 10000～20000番のリールサイズに適応し、10kgクラスのヒラマサやカンパチとのファイトに耐えうるパワーを備えています。スライドアクションやロングジャークを多用するアングラーに最適です。
S106XH+：遠投性能と復元力を兼ね備えたオールラウンダー
S106XH+は、ロングロッドの特性を活かし、遠投性能を極限まで追求したモデル。PE6号クラスのタックルバランスに適し、240mmクラスのプラグも扱える設計。 素材の特性を活かしたブランクが全長にわたり優れた復元力を持ち、強烈な走りにも柔軟に対応します。10kgを超えるヒラマサやカンパチをターゲットにした磯の釣りで活躍し、足場の高い場所や強風時にも安定したキャストが可能。沈み根をかわしながら攻める場面で、その性能を最大限発揮します。
S96XXH：超大物対応のハードファイトモデル
S96XXHは、最もパワーを重視した超大物対応モデルで、PE6～8号のタックルバランスに最適化。 75～200gのプラグや80～250gのメタルジグを扱え、GT（ロウニンアジ）や超大型ヒラマサを狙うヘビータックル仕様です。瀬際での攻防を想定し、復元力と粘り強さを極限まで高めた設計で、ドラグ値12kgの強引なやり取りにも耐えられます。高負荷のファイトでもロッドがスムーズに曲がり、しっかりとターゲットを制圧できるため、大物志向のアングラーにとって最適な一本です。
プロの実釣インプレッション！実際の使用感は？
「ラグゼ アークフレックス RS」の実釣テストでは、70本以上のヒラマサ・カンパチ・キハダマグロをキャッチ。
その中で感じた特長をいくつか紹介します。
驚くほど軽くて強い
「軽いロッド＝頼りない」という概念を覆す設計。
負荷をかけるほどに粘り強く曲がり、復元力を活かしたファイトが可能。
キャスト性能が優秀
特に10ftクラスのモデルは圧倒的な飛距離を誇り、大型プラグの遠投が可能。
風の影響を受けにくく、狙ったポイントへ正確にキャストできる。
魚が浮くスピードが速い
ブランクの復元力のおかげで、通常よりも魚を1.5倍早く浮かせられる。
結果として、アングラーの負担が軽減され、ファイトタイムの短縮につながる。
「ラグゼ アークフレックス RS」はこんなアングラーにおすすめ！
- 磯からヒラマサ・カンパチ・GTを狙いたい人
- ファイト時の負担を減らしながら、強引なやり取りをしたい人
- 遠投性能が高く、風に強いロッドを探している人
- 軽くて扱いやすいのに、しっかりと曲がるロッドが欲しい人
まとめ
がまかつの新作「ラグゼ アークフレックス RS」は、ロックショアゲームに革命を起こす1本。強靭なブランク、優れたキャスト性能、そして圧倒的なパワーで、大型魚とのガチンコ勝負を楽しめるロッドです。「限界を超えた先にある、真のロックショアゲームを体験したいアングラーへ」このロッドが、あなたの次の相棒になるかもしれません！
コメント