電動リールといえば、大型で重たいイメージを持つ釣り人も少なくありません。しかし、tailwalkがリリースしたエランSW電動 100(ELAN SW DENDO 100)はその常識を覆す存在。クラス最軽量の345gという驚異的な軽さを実現し、タイラバやタチウオ、さらにはイカメタルや近海青物まで幅広く対応する万能モデルとなっています。
この記事では、スペックの詳しい解説からインプレ、競合モデルとの比較まで徹底的に掘り下げていきます。これから小型電動リールを検討しているアングラーにとって必読の内容です。

電動リールとしてはお手頃な価格設定が嬉しい!
エランSW電動 100とは?スペックと特徴を総まとめ
クラス最軽量345gの衝撃
エランSW電動 100の最大の魅力は、その軽さです。従来の電動リールは500g以上が当たり前という中で、345gという数字は衝撃的といえます。特に長時間の釣行や手返しが求められる釣りでは、この軽量設計が疲労軽減に直結します。手持ちスタイルでも扱いやすく、電動リールのハードルを大きく下げたモデルです。
PE1号300m収納スプールで幅広い釣りに対応
軽量でありながら、実釣で必要なラインキャパシティはしっかり確保されています。PE1号を300m巻けるスプールは、タイラバやタチウオはもちろん、イカメタルやライトジギングまで幅広く対応可能。小型電動ながらターゲットを限定せず、アングラーのスタイルに柔軟に合わせられるのが特徴です。
片手操作を可能にするクイックリトリーブ&ピックアップスイッチ
エランSW電動 100には、片手で扱える「クイックリトリーブ(空巻き)」と「ピックアップ(チョイ巻き)」の2種類のスイッチが搭載されています。これにより、仕掛けを回収したり、ちょっとだけラインを巻き上げたりといった動作が非常にスムーズ。特にタチウオの誘いやタイラバでの細かいアクション調整で、この操作性が大きな武器となります。
アングラーに嬉しい機能とメリット


ナイトゲームで頼れるバックライト液晶
イカメタルや夜のタチウオ釣りでは、暗い中での操作性が重要になります。エランSW電動 100には緑色のLEDバックライトが搭載されており、夜間でも視認性が抜群です。液晶表示を確認しながら、快適に操作できる点は大きな安心材料です。
ワンタッチスプール交換で高切れ時も安心
実釣中に避けられないトラブルといえば、ラインの高切れ。エランSW電動 100は、サイドカバーの開閉でスプールをワンタッチ交換できる仕様になっています。不意の高切れでもすぐに予備スプールに付け替えられるため、釣りの中断時間を最小限に抑え、チャンスを逃しません。
120mmアルミハンドルで青物や根魚にも対応
軽量コンパクトなモデルながら、120mmのアルミダブルハンドルを標準装備。30mmのEVAノブが付いており、巻き取り時の力強さをサポートしてくれます。これにより、タイラバやイカメタルといったライトゲームだけでなく、近海の根魚や小型青物にも対応できる安心感があります。
インプレ


タイラバでの手返しスピードと釣果への影響
タイラバでは、落として巻き上げる一連の動作をテンポよく繰り返すことが釣果に直結します。エランSW電動 100の片手操作可能なスイッチと軽量設計は、この手返しスピードを大幅に改善してくれます。特に水深のあるポイントで、何度も仕掛けを落とし直す状況では、手首や腕の負担が軽く感じられるのが印象的です。1日中使い続けても疲れにくく、軽量電動リールのメリットを存分に体感できます。
タチウオ釣りで感じる軽快さと快適性
タチウオ釣りでは、アタリが頻発する中での素早い巻き上げや、細かい誘い動作が求められます。エランSW電動 100はレスポンスの良いスイッチ操作で、即座にラインを巻き取れるため、バイトチャンスを逃しません。さらに、345gの軽さがロッド操作のしやすさを助け、繊細なアクションをつけやすいのも特徴です。特に長時間の釣行では、この軽快さが釣果に直結します。
イカメタルで活きるバックライトの強み
夜間に行うイカメタルでは、電動リールの液晶が見えにくいという問題があります。エランSW電動 100の緑色バックライトは暗所でもはっきりと表示が確認でき、操作ストレスを大幅に軽減。イカの群れを追いかけて深度を調整する際も、スムーズに対応できます。暗い船上でも迷わず操作できる安心感は、ナイトゲームに強い電動リールといえるでしょう。
近海青物・根魚ゲームでのパワー感
軽量モデルながら、ドラグ性能は最大5kgを確保。さらに120mmハンドルを搭載しているため、小型青物や根魚をターゲットにした近海ゲームでも安心。手巻きと電動を状況に応じて使い分けられるため、思わぬ大物が掛かっても落ち着いて対応できます。青物の突っ込みにも十分耐えられる性能を持ち、ライトゲームだけに留まらない対応力が魅力です。
従来モデルや他社電動リールとの比較


ELAN SW DENDO 150との違い
エランSW電動シリーズには150サイズも存在しますが、100との最大の違いはサイズ感と重さです。150はより大きなラインキャパシティを持ち、深場や大型魚を狙うのに適しています。一方で100は345gという軽量設計が際立ち、ライトゲームでの扱いやすさが魅力です。用途やターゲットによって使い分けることで、シリーズの強みを最大限に発揮できます。



100と150の価格は大差無いです
他社の小型電動リールと比べた際の優位性
他社にも小型電動リールはありますが、エランSW電動 100は「軽さ」と「操作性」のバランスが優れています。特にワンタッチスプール交換機能は独自性が高く、実釣中のトラブル対応力で他モデルを一歩リードしています。また、液晶のバックライト搭載もナイトゲーム対応という点でアングラーから高く評価されています。
コンパクト設計がもたらすアングラーへの恩恵
コンパクト設計により、リールシートへの干渉が少なく、ロッドとの組み合わせも広がります。さらに、片手操作可能なスイッチ配置や軽量コードの採用など、実釣に直結するユーザビリティが徹底されています。これらの細やかな配慮が、アングラーの快適性を高めている点で、従来モデルや他社製品にはない優位性を持っているといえるでしょう。
オプショナルスプールで広がる活用範囲




シャロータイプでイカメタルに最適化
エランSW電動 100には、オプショナルスプールとしてシャロータイプ(PE0.6号200m対応)が用意されています。イカメタルのように細糸を使用する釣りでは、通常のPE1号スプールよりもシャロータイプが扱いやすく、糸巻き量を最適化できるのが大きな利点です。無駄にラインを巻かずに済むため、軽量タックルとの相性も抜群です。
スプール交換によるライン戦略の幅
ワンタッチでスプール交換が可能なため、釣行中にターゲットや状況が変わっても即座に対応できます。例えば、日中はタイラバでPE1号300mを使用し、夜はイカメタル用のシャロータイプに交換するといった戦略が可能です。高切れのトラブル時にも迅速に対応でき、釣行全体の効率を落とさない点は大きな武器といえるでしょう。
色分けされたスプールエッジで識別も簡単
オプショナルスプールはエッジ部分に色分けが施されており、見分けやすい仕様になっています。釣り場でのバタつきを防ぎ、アングラーが直感的にスプールを使い分けられるのは、実釣でのストレスを大幅に減らしてくれます。特に複数のスプールを持ち歩く釣行では、この工夫がありがたく感じられるでしょう。
エランSW電動 100をおすすめしたいアングラー
軽量タックルで快適に釣りを楽しみたい人
「電動リールは重いから疲れる」と敬遠していた釣り人にこそ、エランSW電動 100は最適です。345gという軽さは1日中使っても疲れにくく、特に手持ちで釣りを楽しみたいアングラーには大きな魅力となります。
ナイトゲームや手返し重視の釣り人
バックライト液晶や片手操作スイッチは、夜釣りや手返しの速さが求められる釣りで大きなアドバンテージになります。イカメタルやタチウオテンヤなど、短時間での勝負を左右する釣りにおいて、操作性の高さは確実に釣果を伸ばしてくれるでしょう。
近海の多彩なターゲットを狙いたいアングラー
PE1号300mのラインキャパシティと最大5kgのドラグ性能を備えているため、ターゲットはライトゲームにとどまりません。タイラバ・タチウオはもちろん、根魚や小型青物までカバーできるため、1台で幅広い釣りを楽しみたい欲張りなアングラーに強くおすすめできます。
主要小型電動リールのスペック比較表
モデル | 自重(g) | ギア比 | 最大ドラグ力(kg) | ラインキャパシティ(PE) | 最大巻上速度(m/分) | 実用巻上速度(1kg負荷) | 巻上力 | 操作方式 | 定価(円・税込) |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
tailwalk ELAN SW DENDO 100 | 345 | 5.1 | 5 | 1号-300m | 非公開 | 非公開 | 非公開 | クイックリトリーブ&ピックアップスイッチ | 55,000 |
シマノ 25フォースマスター300 | 400〜405 | 7.4 | 5 | 1号-300m / 1.5号-200m | 215 | 137 | 3kg(持久力) | タッチドライブ+フォールレバー | 95,200 |
ダイワ 24シーボーグ100J | 375 | 5.1 | 7 | 1号-300m / 1.5号-200m | 180 | 130 | 18kg / JAFS基準6kg | JOGパワーレバー | 102,200 |
3機種の強みと弱み
最軽量345gと低価格(55,000円)が魅力。シンプルな操作性で初心者も扱いやすい。
巻上速度215m/分と操作性に優れ、ライト〜中深場まで万能。パワーもあり汎用性は高いが重量と価格がやや高め。
375gで軽量ながら最大ドラグ力7kg・巻上力18kgとパワー性能が高い。価格は最も高いが、ライトゲームでも妥協したくないアングラー向け。




まとめ:エランSW電動 100は「軽さ」と「多機能」で釣りを変える


エランSW電動 100は、従来の電動リールのイメージを覆す軽量345gのボディを持ちながら、実釣に必要な機能を惜しみなく搭載した革新的なモデルです。PE1号300m対応スプールや片手で扱えるスイッチ、夜釣りで威力を発揮するバックライト液晶など、アングラーにとって「欲しい機能」がバランス良くまとまっています。さらに、ワンタッチで交換できるオプショナルスプールによって釣行スタイルの幅が広がり、ターゲットや状況に応じた柔軟な対応が可能です。実際のインプレでも、タイラバやタチウオの手返しの速さ、イカメタルでの快適性、小型青物への対応力が高く評価されています。電動リールの重さに悩んでいた釣り人や、1台で幅広い釣りを楽しみたいアングラーにとって、エランSW電動 100はまさに新しい選択肢となるでしょう。
電動リールとしてはお手頃な価格設定!
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