エリアトラウト用リール「25イプリミ」の実力とは?5つの特長をアングラー目線で検証

エリアトラウトを楽しむアングラーにとって、リール選びは釣果を大きく左右する重要な要素です。軽量性、巻き心地、感度、そして操作性――。管理釣り場で一日中キャストを繰り返す釣りだからこそ、リールに求められる性能は想像以上に高いものがあります。

そんな中で登場したのが、ダイワの最新エリアトラウト専用スピニングリール「25イプリミ」です。AIRDRIVE DESIGNを搭載し、巻きの軽さと感度を徹底的に追求したモデルとして話題を集めています。今回はこの25イプリミの特長を、実際の使用インプレを交えながら5つの視点で徹底検証していきます。

25イプリミは2025年9月頃に発売予定です

目次

25イプリミとは?エリアトラウト専用リールの最新モデルを徹底紹介

25イプリミとは?
25イプリミとは?

イプリミシリーズは、ダイワが「エリアトラウトをもっと快適に楽しむため」に開発した専用リールです。2025年に新たに登場した「25イプリミ」は、従来モデルから大幅にブラッシュアップされ、上位機種に迫る最新機構を搭載しつつも手が届きやすい価格帯を実現しています。

特に注目すべきは、ダイワが近年力を入れている「AIRDRIVE DESIGN」の採用です。これは軽量化と回転性能の両立を目指した設計思想で、巻き出しの軽さやリーリング時のブレの少なさを実感できます。管理釣り場のトラウトゲームでは、ルアーを繊細にコントロールする必要があるため、この“巻きの軽さ”が大きな武器になるのです。

また、従来の入門機と比べると見た目の質感も大幅に向上しています。ZAION V製ローターやハイグリップI型フィネスノブなど、上位機種にも搭載されているパーツを惜しみなく採用。いわば「入門機以上、ハイエンド未満」という絶妙なポジションのリールに仕上がっています。

TSURI TRENDS編集部

25イプリミは、いわゆる「ミドルクラス」のトラウト専用スピニングリールになってます

軽量&高感度!AIRDRIVE DESIGNによる次世代の巻き心地

25イプリミ
25イプリミ

25イプリミ最大の武器といえるのが、このAIRDRIVE DESIGNによる軽さと巻き感度です。

実際に管理釣り場でインプレしてみると、最初のキャストから違いを体感できます。ハンドルを回した瞬間にスッと立ち上がる回転性能は、従来の同価格帯リールと比較しても一段上。特に軽量スプーンを使ったスローリトリーブでは、ラインを通じてルアーの動きや水流の変化が手元にダイレクトに伝わってきます。

一日中キャストを繰り返すエリアトラウトでは、巻き出しの軽さが疲労軽減に直結します。実際に4〜5時間連続で釣行しても、腕や手首の疲れが少なく、集中力を保ったまま釣りができる点は大きなメリットです。

また、AIRDRIVE DESIGNは軽さだけでなく安定感も生み出しています。ローターやスプールの慣性を抑えた設計により、巻き速度を一定に保ちやすく、レンジキープが容易。これはエリアトラウトにおける釣果アップに直結するポイントと言えるでしょう。

ZAION Vローター採用で得られる剛性とレスポンス

ZAION Vは、ダイワ独自のカーボン強化素材で、軽さと剛性を高いレベルで両立しています。

実際にトラウトを掛けた際、ローターの剛性感がしっかり伝わってきます。特に40cmクラスの大型トラウトがヒットした時でも、リールがたわむような不安感はなく、安定したファイトが可能でした。この安心感は、細糸を使うエリアゲームにおいて非常に大きな意味を持ちます。

レスポンス面でも優れており、ルアーの動きに合わせて素早く回収したい時や、魚が走った瞬間にテンションをコントロールしたい場面でもスムーズに対応できます。これは軽さだけでなく、剛性があってこそ得られる操作性です。

ハイグリップI型フィネスノブの握りやすさと実釣効果

Screenshot

このノブは、指先でつまむように握るエリアスタイルに特化した形状で、軽いタッチで繊細なリトリーブが可能です。

冬場の釣行では、手がかじかんで感覚が鈍くなることもありますが、表面がしっかりとしたグリップ感を持つため、指が滑ることなく安定したリーリングが可能でした。

さらに、長時間の釣行で疲れにくいのも大きなメリットです。一般的な丸型ノブに比べて指への負担が少なく、集中力を切らさずに釣りを続けられる点は、エリアアングラーにとって非常にありがたいポイントといえるでしょう。

エリアトラウトに最適化されたギア比とラインキャパシティ

25イプリミ
25イプリミ

25イプリミは、ギア比とラインキャパシティがエリアトラウトに最適化されています。

スローリトリーブに適した巻き取りスピードは、一定のレンジを正確に引けるため、魚に違和感を与えにくいのが特徴です。特にマイクロスプーンを使った際にはレンジキープのしやすさが際立ちました。

ラインキャパシティについても、PE0.3号やナイロン2lbといったライトラインを快適に扱える設計になっており、繊細なアプローチが求められる場面で強みを発揮します。

コストパフォーマンスと耐久性のバランス

実釣での性能はもちろん、耐久性にも優れています。数回の釣行後でも巻き心地の劣化は感じられず、安定した使用感を維持。さらにデザイン性も高く、タックル全体を引き締めてくれる存在感があります。

この価格帯でAIRDRIVE DESIGNやZAION Vを搭載していること自体が大きな魅力であり、初心者から上級者まで幅広い層におすすめできる理由のひとつです。

ラインナップとスペック

スクロールできます
番手自重(g)巻き取り長さギア比ナイロン(lb-m)PE(号-m)ハンドルアーム長(mm)ベアリング最大ドラグ力(kg)ハンドルノブ価格(円)
25イプリミ LT1000S170645.22.5-1000.3-200408/15HG-I型フィネス23,300
25イプリミ LT2000S-P175634.83-1500.4-200458/15HG-I型フィネス23,300
25イプリミ LT2000S-XH175816.23-1500.4-200458/15HG-I型フィネス23,300

インプレ:25イプリミの実力

インプレ:25イプリミの実力
インプレ:25イプリミの実力

ダイワ公式の製品動画では、25イプリミの強みが分かりやすく紹介されており、その内容をアングラー目線で整理すると、実釣に直結する性能が浮かび上がってきます。

まず注目すべきは「AIRDRIVE DESIGN」による軽さと感度です。動画ではローターの低慣性化が強調されており、ルアーの動きや水流の微細な変化を明確に捉えられる設計であることが分かります。特にエリアトラウトのスローリトリーブでは、この感度が大きなアドバンテージになると感じました。

次に、ZAION V製ローターとATD TYPE-Lドラグの組み合わせ。動画内では大型トラウトとのやり取りを想定した説明があり、軽さと剛性を兼ね備えたローターがブレのない安定感を生み、初動の滑らかなドラグが細糸でも安心してファイトできることが伝えられていました。これは実際の釣り場で心強いポイントになりそうです。

さらに、ハイグリップI型フィネスノブも印象的でした。動画ではPRESSO同様の仕様であることが示され、長時間の釣行や冬場でも滑らず握れる実用性がアピールされています。エリアゲームに特化した「快適性」へのこだわりが感じられます。

ラインローラーにボールベアリングが入っている
ラインローラーにボールベアリングが入っている

加えて、ラインローラーやハンドルノブにベアリングを搭載している点も見逃せません。糸ヨレを抑え、巻き心地をより滑らかにする効果があり、トラブルレスで快適な釣行を支えてくれる仕様です。

「25イプリミは単なる入門機ではなく、エリアトラウトに必要な要素を徹底的に磨き込んだリール」であるということです。軽さと感度に加えて、快適性と安心感を兼ね備えている点が、多くのアングラーに支持される理由になると感じました。

↓公式の紹介動画です

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