25ステファーノ攻の衝撃！新世代カワハギロッドLS175とH177SPを徹底比較

シマノから発売された「25ステファーノ攻 LS175」「25ステファーノ攻 H177SP」は、カワハギゲームにおける新たなスタンダードを打ち立てるべく誕生しました。ステファーノ攻シリーズは「究極の状況特化」をコンセプトに掲げており、ロッド性能を極限まで研ぎ澄ますことで、繊細なアタリを見逃さず、積極的に掛ける「攻めの釣り」を可能にします。これまでのモデルでも多くのアングラーに支持されてきましたが、25ステファーノ攻では素材・設計ともに大幅なアップデートが加えられ、まさに「攻」の名にふさわしい性能を実現しています。

25ステファーノ攻は2025年7月頃に発売予定です

25ステファーノ攻とは？LS175＆H177SP誕生の背景に迫る

カワハギ専用ロッドとして生まれたこの2機種は、カワハギゲームにおける「短く高感度な誘い」と「長くて粘る攻め」という、異なる戦略に対応。開発にあたっては全国各地のカワハギプロスタッフの声を徹底的に収集し、実践でのデータを基にブラッシュアップされました。こうして、LS175とH177SPという異なる個性を持つ2本が誕生したのです。

25ステファーノ攻に搭載されている主な技術

スパイラルXコア
シマノ独自のブランクス補強構造で、カーボンテープを斜め方向に多層で巻き付け、ブランクスのネジレ剛性を大幅に強化。細かい誘いを入れてもロッド全体のブレを抑え、微細なアタリを確実に手元に届ける感度性能を実現しています。ロッド操作のレスポンスも向上し、攻めの釣りを強力にサポートします。

タフテック∞（インフィニティ）
極めて高強度・高感度を誇るシマノ独自のカーボンソリッド穂先。繊細さと耐久性を両立し、微妙なテンション変化や吸い込みのアタリを目感・手感両方で捉えることが可能。特にLS175・H177SPどちらもタフテック∞を採用し、低活性時や食い渋り時に威力を発揮します。

フルカーボンモノコックグリップ
シマノの最新技術で、リアグリップ全体をカーボン素材で成型。従来のEVAやコルクに比べて格段に感度が高く、手元に伝わる情報量が飛躍的に増加。H177SPではこのグリップが手感度を支え、キャストしての遠距離攻めにも有効です。

パーフェクションシートXT
軽量かつ手の中に収まりやすい形状に設計されたリールシート。ブランクスと一体化した高剛性構造で、リールとロッドが一体化する感覚を提供し、仕掛け操作の正確性が向上します。細かな誘いを正確に伝える釣りに必須の装備です。

LS175：目感度で喰わせ即アワセが決まるボトム特化型ロッド

LS175はオモリを底に置いて「ゼロテンション」や「マイナステンション」を織り交ぜた“やさしい釣り”に特化したモデルです。穂先にはタフテック∞を搭載し、柔軟で繊細な動きの中にも驚くほどの手感度を両立しています。プロアングラー鈴木氏は「目感の中にも手感があるので掛け遅れがなく、ゼロテンションからマイナステンションの微妙な管理がしやすい」とコメントしています。集寄や中オモリを用いたときにも仕掛けの挙動を感じやすく、喰わせの“間”を作りながらも即座にアワセに移行できる「掛け調子」が大きな魅力です。

また、プロアングラー佐々木氏は「仕掛けを動かすとカワハギがアタリを出さない状況で、目感度で想像通りにフッキングできる。低活性時に特に有効な竿」と語っています。手感度と目感度を高次元でバランスさせ、攻めたいけれど食わせのタイミングを作りたいという場面で強みを発揮する1本です。

H177SP：攻めの横釣りで「間」を作れる、硬く尖りつつもやさしさを持ったロッド

H177SPはキャストで遠くを探る「横の釣り」に特化した設計で、攻撃的に仕掛けを動かして積極的に掛けていくスタイルに最適です。前作18モデルに比べ、新しいH177SPでは穂先にタフテック∞を搭載し、穂持から胴への調子を見直すことで「硬さの中にやさしさ」を持たせました。鈴木氏は「手感で感じた後に目感で確かめてアワセに移行できるようになり、硬くても魚の動きを吸収する性能が加わった」と述べています。

さらに佐々木氏も「潮が速かったり船が動いても穂先で間を調整できるので、状況把握の時間を確保できる。18モデルより手感と目感のバランスが改善され、誰でも扱いやすい竿になった」と評価。手感8、目感2の印象で、フルカーボンモノコックグリップによって微細なアタリも把握できる感度性能を維持しています。

LS175とH177SP、どっちを選ぶ？釣り場別・状況別おすすめモデル

低活性時の喰わせに特化するならLS175、広範囲をテンポよく攻める攻撃的な釣りならH177SPが適しています。釣り場や当日の魚の状態を見極め、最適なモデルを選ぶことでカワハギゲームを有利に展開できます。

LS175を選ぶべき状況

LS175はオモリを底に置いてゼロテンション～マイナステンションで「やさしく喰わせる釣り」に特化したモデルです。目感度を主体にしながらも驚くほどの手感度を両立しているため、低活性時や魚の喰いが遅い状況で真価を発揮します。

具体的には、以下のような釣り場・状況で使いたい竿です：

• 冬や水温低下時などカワハギの活性が極端に落ち、仕掛けを動かすと魚が二度三度とアタリを出さないとき
• 8月の剣崎周辺やスポーニング前後など、魚が神経質で吸い込みが遅い状況
• 集寄や中オモリを使って細かくテンションをコントロールし、喰わせる「間」を演出する釣り

このような環境では、LS175の目感度で微細なアタリを視覚的に捉え、軟らかくも即アワセが決まる掛け調子で確実にフッキングできます。公式インプレッションでは「目感でアタリを表現しつつ、想像通りに掛けられる」と高評価されています。

H177SPを選ぶべき状況

H177SPはキャストして広範囲を探り、積極的に仕掛けを動かして攻める「横の釣り」に特化したモデルです。硬めの調子ながらも、穂先～穂持に「やさしさ」を加えているため、遠投後の仕掛けコントロール中でも目感で微妙な変化を把握でき、喰わせる間を演出できます。

おすすめの状況は以下です：

• 秋〜初冬など魚が広く散っており、キャストしてダイナミックに探る必要がある時
• 水深30m以浅の砂底ポイントで、活性が高い魚を攻めて数釣りを狙うとき
• 船の揺れや潮流が速い状況でも、穂先の戻りで仕掛けの状態を確認しながら主導権を握りたいとき

公式インプレッションでは「キャストして遠くを攻める横の釣りに特化し、手感で感じた後に目感で確かめて掛ける流れが作れる」と評価されています。18モデルより目感度の比重が増し、喰わせの間を作れる性能が特徴です。

インプレ！プロアングラーの言葉でわかる驚きの性能差

LS175：驚くほどの目感度と掛け調子を両立

公式サイトで鈴木孝さんは、LS175について「目感に特化した竿なのですが、目感の中にも驚くほど手感が出る」とコメントしています。タフテック∞を搭載した軟らかい穂先は、微細な変化を明確に表現しながらも振動をしっかり手元に伝え、これまでにない感度性能を実現しています。ゼロテンションやマイナステンションの管理が非常にしやすく、捕食スピードの遅い魚に合わせても掛け遅れない操作性が特徴です。

佐々木健仁さんも「目感のアタリをイメージどおりに掛けられる」と評価しており、特にオモリを底に置いた状態で微細なテンション変化を作りながら食わせる“やさしい釣り”で力を発揮すると述べています。低活性や冬場など、カワハギが極めて神経質になるタイミングでこそ使いたくなる1本として公式コメントでも推奨されています。

H177SP：硬さの中に「やさしさ」を持たせた横の攻め専用調子

H177SPは、18モデルに比べ「手感で感じた後、目感で確認してアワセる」という流れが可能になったと、鈴木孝さんはコメントしています。従来モデルより穂先に「タフテック∞」を搭載して穂持から胴にかけたバランスを調整し、硬さの中にも「やさしさ」が生まれました。これにより、激しい誘いから止めたときの間を作りやすくなり、魚に食わせる時間を稼げるのが大きな変化です。

佐々木健仁さんも「18モデルは硬すぎて対応が難しい場面があったが、新しいH177SPは目感で“間”を作れる」と語っており、攻めの釣りだけでなく、止めて喰わせるシーンにも適応できる汎用性が強調されています。特に浅場や潮流が複雑な場面で、仕掛けをコントロールしながら攻め切れる性能が魅力です。

やっぱり気になる24ステファーノリミテッドM175との違い

24ステファーノリミテッド M175は「究極の軽さと汎用性」を追求したシマノ最高峰のオールラウンダーモデルです。最大の特徴は、M175 1本で浅場から深場まで幅広く対応できる汎用性を持っている点にあります。軽量性や操作性を高次元で両立し、全方位的にカワハギ釣りを楽しみたいアングラーにとって心強い存在です。

一方、25ステファーノ攻シリーズ（LS175/H177SP）は、カワハギ釣りにおける状況特化型として開発されました。LS175は浅場・繊細な誘いを極めるためにショート設計で高感度を追求し、H177SPは長さを活かして広範囲を攻められる仕様です。つまり、25攻は「攻めのパターンごとにロッドを使い分ける」ことを前提に設計されているのが最大の違いです。

素材・構造面では両シリーズとも「スパイラルXコア」を搭載して高い操作性を実現していますが、攻シリーズは「パターン特化」、M175は「万能性」という思想で作られています。

24ステファーノリミテッドM175はこんなアングラーにおすすめ

• 1本で様々な状況に対応したい
• 軽量かつ高感度で一日中快適に釣りたい
• オールラウンドに楽しみたい

25ステファーノ攻シリーズはこんなアングラーにおすすめ

• 釣り場や潮、魚の活性に合わせて戦略的にロッドを使い分けたい
• 大会などシビアな状況下で釣果を最大化したい

25ステファーノ攻と24ステファーノリミテッドのスペック比較

品番	全長(m)	継数(本)	仕舞寸法(cm)	自重(g)	先径(mm)	錘負荷(号)	リールシート位置(mm)	カーボン含有率(％)	本体価格(円)
25ステファーノ攻　LS175	1.75	2	141.8	61	0.9	5-35	293	99.2	72,000円
25ステファーノ攻　H177SP	1.77	2	155.7	81	0.9	20-40	331	97.8	73,000円
24ステファーノリミテッド　M175	1.75	1	175	54	1.0	20-40	300	99.9	84,000円

まとめ

25ステファーノ攻シリーズは、シマノが「攻めの釣り」を突き詰めて開発したカワハギ専用ロッドです。LS175はゼロテンションやマイナステンションで微細なアタリを視覚的に捉え、やさしく喰わせて掛けるボトム特化型。一方、H177SPはキャストして広範囲を探り、積極的に掛ける攻撃的な横の釣りに最適で、硬さの中に目感度を備えた調子が特徴です。

両機種ともスパイラルXコアやタフテック∞といった最新技術を搭載し、圧倒的な感度と操作性を実現しています。近年のカワハギ釣りトレンドに合わせ、目感度で間を作りながら攻める釣りをサポートする2本は、状況や釣り方に応じて使い分けることで釣果アップに直結します。自分の釣り場やスタイルに合わせて最適なモデルを選び、カワハギゲームをさらに楽しんでください。

25ステファーノ攻は2025年7月頃に発売予定です

出典：シマノ