タイラバゲームはマダイを狙う上で人気の高い釣法であり、その釣果を大きく左右するのが「リール」です。巻き取りのスムーズさやギア比、ハンドルの種類など、リールの性能が釣果に直結すると言っても過言ではありません。
この記事では、最新のタイラバ用リールのおすすめランキングを紹介するとともに、選び方のポイントを詳しく解説します。初心者から上級者まで、最適なリール選びの参考にしてください。
タイラバ用リールの種類と選び方
タイラバ用リールには大きく分けて「ベイトリール」「スピニングリール」「電動リール」の3種類があります。それぞれの特徴を理解し、自分に合ったリールを選びましょう。
ベイトリール：タイラバの基本
特徴：巻き取り力が強く、着底後の巻き上げがスムーズ
適したシチュエーション：スタンダードなタイラバゲーム
おすすめな人：初心者から上級者まで幅広く対応
スピニングリール：キャスティングタイラバ向け
特徴：遠投が可能で広範囲を探れる
適したシチュエーション：キャスティングタイラバ
おすすめな人：広範囲を効率的に探りたいアングラー
電動リール：深場のディープタイラバ向け
特徴：自動巻き上げ機能付きで体力を温存できる
適したシチュエーション：水深100m以上のディープタイラバ
おすすめな人：体力を使わずに長時間釣りをしたい方
タイラバ用リールの選び方のポイント
ギア比を選ぶ
ローギア（ギア比5.0～6.0）：巻き上げが軽く、一定速度で巻きやすい。初心者や深場狙いにおすすめ。
ハイギア（ギア比7.0以上）：手返しが早く、素早い巻き上げが可能。慣れた人向け。
ハンドルの種類を選ぶ
ダブルハンドル：バランスが良く、等速巻きがしやすい。初心者向け。
シングルハンドル：巻き上げ力が強く、大物狙いに最適。上級者向け。
カウンターの有無
カウンター付き：水深や巻き速度を数値で確認でき、アタリの再現性が高まる。
カウンターなし：価格が安く、シンプルな操作が可能。
サイズ（番手）を選ぶ
PEライン0.8号を200m以上巻けるモデルが理想
ベイトリールなら100～200番、スピニングリールなら2500～3000番が目安
形状を選ぶ
ロープロ型：コンパクトで軽量、操作性が良い。初心者向け。
丸型：剛性が高くパワーがある。深場や大物狙いに最適。
【2025年最新版】タイラバ用リールおすすめランキング
【初心者向け】コスパ重視のエントリーモデル
シマノ 炎月BB
シマノの「炎月BB」は、初心者向けのタイラバ専用ベイトリールでありながら、上位機種の技術を継承したモデルです。剛性の高いHAGANEボディを採用し、耐久性と安定感に優れています。ローギア（PG）とハイギア（HG）の2種類があり、等速巻きに適したローギアは初心者におすすめ。レベルワインド連動機能を搭載し、フォール時のスムーズな糸送りが可能。軽量設計で疲れにくく、PE1号が200m巻ける糸巻量も十分。コストを抑えながらも基本性能がしっかりしており、初めてのタイラバリールとして最適です。価格も手頃で、コストパフォーマンスが高いのが魅力。
特徴：耐久性の高いHAGANEボディ採用
自重：185g
ギア比：5.5（PG） / 7.2（HG）
PE糸巻量：1号-200m
カウンター：なし
価格帯：8,000円～10,000円
ダイワ 紅牙X IC
ダイワの「紅牙X IC」は、エントリーモデルながらICカウンターを搭載したコストパフォーマンスに優れたベイトリールです。フォールスピードを数値で確認でき、初心者でも適切なタナを狙いやすい仕様。ギア比は4.9のローギア設計で、軽い力でスムーズな巻き取りが可能。100mmのロングハンドルが搭載されており、巻き心地が安定しているのも特徴。PE1号を200m巻けるため、一般的なタイラバフィールドに十分対応できます。価格は1万円前後と手頃ながら、スーパーメタルフレーム採用で剛性が高く、大物とのやり取りにも安心。初めての1台におすすめのモデル。
特徴：カウンター付きで水深把握が簡単
自重：240g
ギア比：4.9
PE糸巻量：1号-200m / 0.8号-300m
カウンター：あり
価格帯：10,000円～12,000円
アブガルシア MAX DLC
アブガルシアの「MAX DLC」は、デジタルカウンターを搭載したエントリーモデルで、初心者でも簡単に水深管理ができるリールです。液晶画面には大きなデジタル表示があり、視認性が高く使いやすい設計。ギア比は6.4で、適度な巻きスピードを実現。ソルトシールドボールベアリング採用で耐久性も向上し、海水での使用にも強い仕様。軽量設計でありながら剛性も確保されており、PE1号を200m巻ける糸巻量もタイラバに最適。価格は1万円前後と手頃ながら、実釣性能の高さからエントリーモデルとしては優秀。タイラバ初心者が水深や巻きスピードを意識しながら釣りを楽しめるモデル。
特徴：デジタルカウンター搭載で水深管理が可能
自重：230g
ギア比：6.4
PE糸巻量：1号-200m
カウンター：あり
価格帯：10,000円前後
【中級者向け】ミドルクラスの性能重視モデル
シマノ 炎月CT
シマノの「炎月CT」は、フォールレバーとデジタルカウンターを搭載したタイラバ専用リールです。HAGANEボディを採用し、剛性が高く大物とのファイトにも安心。ギア比は5.8（PG）と7.8（HG）の2種類があり、安定した巻きを求めるならローギア、手返しの良さを求めるならハイギアがおすすめ。フォールレバーにより、タイラバの沈下スピードを細かく調整でき、アタリが出やすいフォールスピードを再現可能。PE0.8号が400m巻ける大容量スプールで、ディープタイラバにも対応。デジタルカウンター搭載で水深管理も容易。価格は2.5万円前後と性能に見合ったコストで、中級者に最適なモデル。
特徴：フォールレバー＆カウンター付き
自重：250g
ギア比：5.8（PG） / 7.8（HG）
PE糸巻量：0.8号-400m / 1号-330m
カウンター：あり
価格帯：25,000円～30,000円
ダイワ 紅牙 IC
ダイワの「紅牙 IC」は、巻き心地と耐久性を重視したミドルクラスのタイラバリール。スーパーメタルフレームを採用し、高剛性ながら軽量設計を実現。ギア比6.3でバランスの取れた巻き取り速度を確保。ドラグ性能も向上し、大型マダイとのやり取りがスムーズ。PE1号を400m巻ける糸巻量があり、深場での釣りにも対応。ICカウンター付きで水深や巻き速度の管理が容易。価格は3万円前後とミドルクラスの価格帯ながら、巻き心地の良さと剛性の高さが魅力。手返しの良さと安定した等速巻きを求めるアングラーにおすすめの一台。
特徴：ドラグ性能が向上し、巻き心地がスムーズ
自重：230g
ギア比：6.3
PE糸巻量：1号-400m / 2号-200m
カウンター：あり
価格帯：30,000円前後
テイルウォーク Tai Game DGN
テイルウォークの「Tai Game DGN」は、デジタルカウンターを搭載したタイラバ専用リール。ハンドル一回転あたりの巻き取り長がバランスよく設定されており、安定した等速巻きが可能。スプールは幅狭設計で、糸の放出がスムーズ。ギア比6.3で適度な巻き速度とパワーを両立。PE0.8号を200m巻けるスプール容量があり、一般的なタイラバフィールドに最適。カウンター付きで水深管理がしやすく、巻き速度のコントロールが容易。価格は2万円台とミドルクラスながら、細部までこだわった設計でコストパフォーマンスが高い。タイラバに慣れてきた中級者におすすめのリール。
特徴：カウンター付き＆高剛性ボディ
自重：240g
ギア比：6.3
PE糸巻量：0.8号-200m / 1号-140m
カウンター：あり
価格帯：20,000円～25,000円
【上級者向け】ハイエンドモデル
シマノ 炎月プレミアム
炎月プレミアムは、シマノのタイラバ専用リールの上級モデルで、軽量かつ高剛性なボディと優れた操作性を備えています。デジタルカウンターとフォールレバーを搭載し、狙った水深へのアプローチが簡単にできるのが魅力。さらに、巻き心地を向上させるマイクロモジュールギアが採用されており、スムーズな巻き取りが可能です。ギア比は7.2（HG）と5.5（PG）の2種類があり、スタイルに応じた選択ができます。自重220gと軽量で長時間の釣りでも疲れにくい設計になっています。PE1号を330m巻けるスプール容量も十分で、深場のタイラバにも対応。価格は40,000円前後ですが、カウンター付きの高性能リールとしてコストパフォーマンスが高いモデルです。上級者だけでなく、中級者がワンランク上の釣りを楽しむためにも最適な一台です。
自重：220g
ギア比：5.5（PG） / 7.2（HG）
PE糸巻量：0.8号-400m / 1号-330m / 1.5号-200m
カウンター：あり
価格帯：40,000円前後
シマノ オシアコンクエストCT
シマノの「オシアコンクエストCT」は、剛性と精密な巻き心地を極めたハイエンドリール。HAGANEボディとマイクロモジュールギア搭載で、滑らかかつパワフルな巻き心地を実現。フォールレバーとデジタルカウンターを搭載し、水深管理やフォールスピードの調整が容易。PE1号を440m巻けるスプール容量があり、ディープタイラバにも対応。ギア比は6.2（HG）と4.8（PG）の2種類。価格は6万円台と高価だが、耐久性・巻き心地ともに最高峰の仕上がり。プロや上級者向けの究極のタイラバリール。
特徴：剛性の高いHAGANEボディ＆フォールレバー搭載
自重：340g
ギア比：6.2（HG） / 4.8（PG）
PE糸巻量：1号-440m / 2号-200m
カウンター：あり
価格帯：60,000円～70,000円
ダイワ ソルティガ IC
ダイワの「ソルティガ IC」は、ハイパードライブデジギアを採用し、巻き心地の滑らかさと耐久性を極限まで高めたハイエンドモデル。ICカウンター付きで、精密な水深管理と巻き速度の制御が可能。PE1号を400m巻けるスプール容量で、ディープタイラバにも対応。ギア比4.8で巻き上げ力が強く、大型マダイや青物とのファイトにも対応可能。価格は5.5万円以上と高価だが、細糸を使用した精密なタイラバゲームを極めたい上級者向けのモデル。
特徴：ハイパードライブギア搭載で滑らかな巻き心地
自重：300g
ギア比：4.8
PE糸巻量：1号-400m / 2号-200m
カウンター：あり
価格帯：55,000円～65,000円
まとめ
タイラバ用リールは、釣りのスタイルや狙う水深によって最適なモデルが異なります。初心者は操作性が良く、等速巻きがしやすいダブルハンドルのローギアモデルを選ぶのが最適です。中級者以上になると、カウンター付きで水深や巻きスピードを把握しやすいモデルを選ぶことで釣果が向上します。さらに、深場狙いや大物狙いの場合は剛性が高く、巻き上げ力の強いハイエンドモデルが適しています。価格帯や機能の違いを理解し、自分の釣りスタイルに合ったリールを選ぶことで、より快適にタイラバを楽しめるでしょう。本記事で紹介したリールの特徴を参考にしながら、自分に合った最適な一台を見つけて、タイラバゲームを存分に楽しんでください。
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