コスパ最強PEライン「BBブレイド」が誕生!ピットブルより安いって本当?

シマノ:BBブレイド
シマノ:BBブレイド

釣具メーカーの中でも圧倒的な信頼を誇る「SHIMANO(シマノ)」から、新たな汎用PEライン「BBブレイド」が登場しました。既に多くのアングラーが愛用している「ピットブル」シリーズよりも、さらにリーズナブルな価格帯でありながら、実用性をしっかり押さえているのが最大の特徴です。

BBブレイドの正式ラインナップは「LD-M54Y」「LD-M64Y」「LD-M74Y」の3モデル。いずれも日本製のPEラインでありながら、実売価格は1000円前後(150m2号)という驚きのコスパ。これまでのPEライン選びに悩んでいたアングラーにとって、まさに救世主となる存在です。

本記事では、「ピットブルより安いけど本当に使えるのか?」「どんな釣りに向いているのか?」という疑問に答えつつ、BBブレイドの実力を深掘りしていきます。

TSURI TRENDS編集部

先日の釣りで昨年か一昨年前ぐらいから使ってたPE(たぶんピットブル4)を、そのまま使ったら高切れ連発・・・。ちゃんと新品に巻き替えておけば良かったと後悔。高いラインだと躊躇しますが、BBブレイドぐらいの価格だとおサイフに優しいのも良いですね。

シマノ「BBブレイド」は2025年7月発売予定とのこと。

目次

意外と知られていない!BBブレイドとはどんなライン?

BBブレイドは「ライトゲームからショアジギングまで幅広く使える、汎用PEライン」として位置付けられています。太さ(号数)は0.6号から2号まで用意されており、対象魚種や釣り場に応じて柔軟に選べるのがポイントです。

注目すべきは、ピットブルシリーズと同様に日本製でありながら、価格をさらに抑えている点です。シマノの中でもエントリーモデルとしての位置付けで、初心者やサブロッド用にぴったりのラインと言えるでしょう。

カラーはアングラーからの視認性に優れる「マンティスグリーン」、水面や水中でも見えにくい「スティールグレー」と、距離感を把握しやすい「マルチカラー」の3種。マンティスグリーンは日中の岸釣り、エギングやチニングで活躍し、スティールグレーはプレッシャーの高い釣り場に最適。マルチカラーはショアジギングや船釣りなど水深や飛距離把握に重宝します。

BBブレイドは「安かろう悪かろう」ではなく、「安いのにちゃんと使える」というバランスの取れた製品となっており、シマノの設計思想がしっかりと反映されています。

ピットブルと比較!どっちを選ぶべきか?

ピットブルも手頃で良く使ってます
ピットブルも手頃で良く使ってます

BBブレイドが登場したことで、シマノのPEラインの中でも「ピットブル」との比較が気になる方も多いのではないでしょうか。ここでは、両者の違いや選び方のポイントを整理してみましょう。

参考:シマノのPEラインの特性(公式より抜粋)

スクロールできます
特性BBブレイドピットブル 4 タナトル 4ピットブル 8 タナトル 8ピットブル 8+ハードブル 8+ピットブル 12
編数4488812
素材IZANASIZANASIZANASIZANASSpectraIZANAS
工法VT工法VT工法X TOUGH CROSS 2MX2工法X TOUGH CROSS 2
コーティングHEAT SINK COATINGシリコン
直線強力
結節強力
耐摩耗性
表面平滑性
低伸度
真円性
比重0.980.980.980.980.980.98
用途汎用(ルアー/船)ルアー/
キャスティング/
ルアー
キャスティング/
船・エギ
ルアー
キャスティング
ルアー
キャスティング
ルアー
キャスティング

4本撚りのラインなので、対象比較としてはピットブル4(タナトル4)。

耐摩耗性はピットブルより劣るようですが、低伸度ではピットブルよりも高いので、繊細なアタリを重視する釣りには向いているのかもしれませんね。

色落ちなどについては、使ってみないと分かりませんが、ピットブルとそれほど変わるとは思いませんので、そこまで気にする事は無さそうです。

「初心者」「サブスプール」「日常使い」に向いているのは?

ピットブルの8本撚り、12本撚りなどは、強度や飛距離を重視したモデルが多く、ハイパフォーマンスな釣りに向いています。反対に、BBブレイドは「とにかく安く、無難に使えるライン」として位置づけるのが正解です。

たとえば、

  • 初めてPEラインを巻いてみたい初心者の方
  • サブスプールにコスパ重視で巻きたいアングラー
  • 消耗前提で頻繁に巻き替えるスタイルの方

こうしたニーズにBBブレイドはしっかり応えてくれます。

ピットブルが“攻め”のラインとすれば、BBブレイドは“守りながら実用的”なライン。釣行スタイルやスキルレベルに応じて、うまく使い分けるのがおすすめです。

BBブレイドはこんなアングラーにおすすめ!

BBブレイドの魅力を活かせるアングラー像を、いくつかのタイプ別にご紹介します。

初心者でコスパ重視の方

まず間違いなくおすすめできるのが、「初めてPEラインを使う」という初心者の方です。高価なラインを使ってライントラブルが起きると、それだけで釣りの印象が悪くなってしまいます。BBブレイドは必要十分な品質を持ちながら価格も控えめ。最初のPEラインとして、非常に扱いやすいラインです。

サブロッドや予備スプールに安く巻きたい方

エリアや釣法によってロッドやリールを使い分けている方には、BBブレイドを「サブスプールや号数違い」として活用するのがおすすめです。ライトゲームやエギングでラインを太くしてみたい場合や逆にラインを細くしてみたい場合など、複数のリールやスプールを運用する場合にコストメリットが高くなります。

ナイトゲームや短期釣行でコスパを取りたい方

TSURI TRENDS編集部

タチウオやサワラなど牙モノを狙う釣りなどは、知らぬ間にラインに傷が入ってたりします。なので、割とラインの交換を豆にしたほうが良かったり。そういう場合にもBBブレイドなどは最適ではないでしょうか。

「視認性が重要だけど、釣行回数は少なめ」「数回使えれば十分」といった場合にも、BBブレイドは有力候補です。ライムグリーンカラーはナイトゲームでの視認性に優れ、コストを抑えながら実釣効果を発揮してくれます。数回の釣行で使い切るような使い方でも、BBブレイドなら惜しみなく交換できます。

はじめての号数セレクト(シマノ公式より抜粋)

スクロールできます
スタイル釣法推奨号数
ショアショアジギング1.5号
シーバス1.0号
サーフ1.2号
エギング0.6号
クロダイ0.8号
ロックフィッシュ1.5〜2.0号
オフショア(船)ジギング(ベイト・根魚など)1.5号
ジギング(スピニング・青物)3.0号
鯛ラバ1.0号
メタルスッテ/ティップラン0.6号
カワハギ0.6号
太刀魚テンヤ1.5〜2.0号

BBブレイドは「安い・使える・安心」の三拍子

PEライン選びは、釣果や釣行の快適さに直結する重要な要素です。その中で、シマノの「BBブレイド」は、価格を抑えながらも、実用性をしっかり確保した非常にバランスの良い製品だと感じました。

「ピットブルよりも安いのに、ちゃんと使えるの?」という疑問に対しては、「使い方次第ではむしろこちらのほうが合う場面も多い」と断言できます。

  • 初心者でも安心して扱える柔らかさとトラブルの少なさ
  • 日本製ならではの品質と信頼性
  • 必要十分な飛距離と耐久性
  • 圧倒的なコスパ

これらを総合すると、BBブレイドは「安い・使える・安心」の三拍子が揃った、実戦的なPEラインだといえるでしょう。

釣行のスタイルは人それぞれですが、「予備スプールに巻いておいて損はない」「1本目のPEラインとして間違いない」そんな安心感を持てるラインとして、ぜひ一度使ってみてほしいアイテムです。

今後の釣りライフに、BBブレイドが新たな選択肢として加わることで、より快適で経済的なタックル運用ができるはずです。

シマノ「BBブレイド」は2025年7月発売予定とのこと。

出典:シマノ

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