25フォースマスター300爆誕!主要ライト電動リールとの違いを徹底解説!

電動リールの進化が著しい近年、ライトゲームにおける選択肢も年々増えています。その中でも注目を集めているのが、シマノの25フォースマスター300シリーズ(2025年モデル)です。高い巻上げスピードと直感的なタッチドライブ操作を両立し、タチウオテンヤ、アマダイ、カワハギ、イカメタルなど、幅広い釣りに対応する万能機として多くのアングラーから支持を集めています。

一方で、軽さと手返しを重視した21フォースマスター200や、圧倒的な巻上力とドラグ性能を持つダイワの24シーボーグ100Jなど、ライバル機も多く、「どれを選べばいいのか迷ってしまう…」という方も少なくありません。

本記事では、そんな25フォースマスター300のインプレや他機種との比較を通して、あなたに最適な1台を見つけるお手伝いをいたします。最新スペックをもとに、購入前にチェックすべきポイントを網羅していますので、ぜひ最後までご覧ください。

TSURI TRENDS編集部

フォースマスター300は約10年前に発売された15年モデルがありました。最近は売ってなかったのですが、約10年を経てモデルチェンジ。同じく既にカタログ落ちしているフォースマスター400番が人気もあったので復活するのかと思ってましたが、300番が先に出てきました。400番も復活するのかな?と思いましたが、考えてみるとフォースマスター200番、300番、600番と棲み分け的には、400番は出なさそうな気もします。

目次

25フォースマスター300とは?基本スペックと特徴をおさらい

25フォースマスター300
25フォースマスター300

シマノの電動リール「フォースマスター300シリーズ」は、ライトゲーム電動の代表格とも言える存在です。2025年モデルは操作性、巻上げパワー、サイズ感、いずれも完成度が高く、タチウオやタイラバ、カワハギといった繊細な釣りにマッチします。まずは、フォースマスター300シリーズのスペックから整理してみましょう。

基本スペック(2025年モデル)

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モデルギア比自重(g)最大ドラグ力(kg)実用巻上持久力(kg)最大巻上速度(m/分)実用速度(1kg負荷)PE巻量(号-m)
300 / 3017.4405532151371号-300、1.5号-200
300DH / 301DH7.440053215137同上

「DH」はダブルハンドル仕様で、リーリング時の安定感がアップします。右巻きが300/300DH、左巻きが301/301DHです。

特徴まとめ

  • NEWタッチドライブで直感的な操作が可能
  • 軽量・コンパクトボディで長時間の釣行も快適
  • 実用巻上速度は137m/分と非常に速く、深場でも安心
  • 1号PEを300m巻ける汎用性の高いスプール容量

2025年モデルのフォースマスター300シリーズは、ライトゲームから中深場まで幅広いターゲットに対応できる汎用型電動リールです。搭載されているスペック(巻上速度、実用巻上力、PE1号〜2号対応のラインキャパなど)を踏まえると、以下の魚種が現実的かつ相性の良いターゲットになります。

ターゲット魚種

定番ライトゲームのターゲット

魚種理由・適性
タチウオ(テンヤ)軽量で、巻上速度が速く、手返しの良さが活きる。フォールレバーがバイブレーション釣法にも◎
アマダイ繊細なアタリを拾いやすい電動手持ちに最適。300g台の軽量ボディが活躍
カワハギ(深場狙い)巻上力と軽さが両立しており、手持ちでの細かい誘いにも対応可能
イサキ・アジ(中深場五目)高速回収で手返し良く数釣りできる
イカメタルフォール制御と巻上げのバランスが良く、専用電動がわりに使用可能

ミドルクラス・中深場ターゲット

魚種理由・適性
マダイ(鯛ラバ)等速巻き性能とコンパクトさで電動鯛ラバに非常に好相性。ディープタイラバにも最適。
ヒラメフォールレバーによる落とし込み&掛けのタイミング調整がしやすい
ハタ類(キジハタ、アカハタなど)水深50〜100mレンジの根魚狙いに対応可能
カサゴ・アヤメカサゴ電動リールで効率的に中深場を攻める釣りに最適

その他の使用可能な釣りもの・シーン

  • ディープタイラバ(100〜120mレンジ)
  • イカ泳がせ釣り(軽量仕掛け向け)
  • サビキ釣り(探見丸活用で群れを視認しやすい)

インプレ:ここがスゴい!フォースマスター300の実釣性能

軽さと操作性がタチウオ釣法を変える|富所 潤 氏

東京湾のタチウオ釣りで多用される「バイブレーション釣法」は、ロッドを手持ちで振りながらテンヤを踊らせて誘うスタイル。富所氏は「リールはとにかく軽さが重要」と語ります。

フォースマスター300はコンパクトで軽量。長時間の操作でも疲労がたまりにくく、電動リール特有の重さを感じることがないと高評価です。

さらに、PE1号を300m巻ける糸巻量の多さは、オマツリや高切れが発生しやすい状況でも安心して釣りを続けられるメリットになります。

タッチドライブスピードロックを用いたタチウオとのファイトや、フォールレバーによるスムーズなテンヤの落下も実釣で効果的。富所氏は「ちょうどいい巻上げパワーで、バラシを抑えながら効率的に釣果を伸ばせる」とコメントしています。

ディープドテラで真価を発揮|赤澤 康弘 氏

福井・三国といった深場かつ急潮のエリアでは、150〜250gの重い鯛ラバをドテラ流しで使うシーンが多く、電動リールの回収力が釣果に直結します。

赤澤氏は「これまで手巻きでは厳しかった水深120m前後のエリアでも、フォースマスター300なら楽に攻め切れる」と述べています。ボディは非常にコンパクトで、普段手巻きで使用しているオシアコンクエストCTと変わらないパーミング感を実現。

スプールフリー性能の高さにより、鯛ラバの“タッチ&ゴー”操作がしやすく、タイミングを逃さずに巻き上げに移れる点も大きな魅力です。

また、電動の等速巻きにより低活性時でもヒット速度を細かく調整できるため、「状況に合わせて確実に釣果を上げられる」と評価しています。

探見丸スクリーンで状況把握と戦略判断|吉田 昇平 氏

大阪湾のタチウオ釣りでは、時合やパターンの変化が激しいことが特徴。吉田氏は「そうした状況での判断力を高めるツールとして、フォースマスター300の探見丸スクリーンが非常に役立つ」と語ります。

魚群探知機の反応をリールの画面で直接確認できることで、「テンヤの誘い方を即座に変更したり、タナを調整したりと、次の一手がスムーズに繰り出せる」と高く評価。これにより、リアルタイムで釣りの質を高めることが可能になっています。

また、巻上速度や手巻き操作も軽く、スピードロックを使った効率的なファイト、タッチドライブによるスピード調整のしやすさも「初心者でも扱いやすい」と好印象です。

21フォースマスター200とどう違う?軽量モデルとの性能差を徹底比較

21フォースマスター200
21フォースマスター200

25フォースマスター300とよく比較されるのが、同じシリーズの「フォースマスター200番台(200/201/201DH)」です。どちらもライトゲームに対応していますが、実際にどちらが向いているのかを判断するためには、スペックと使用感の違いを理解することが重要です。

TSURI TRENDS編集部

シマノの小型電動リールと言えば、21フォースマスター200です。いざ選ぶときに気になるアイテムですね。

21フォースマスター200シリーズのスペック

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モデルギア比自重 (g)最大ドラグ力 (kg)実用巻上持久力 (kg)最大巻上速度 (m/分)実用速度(1kg)PE巻量(号-m)
200 / 2018.2395531951481号-220、1.5号-150
200DH / 201DH8.238553195148同上

フォースマスター200は高ギア比(8.2)と軽さが特徴で、手感度と手返しの速さに特化した設計です。

25フォースマスター300との主な違い

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比較項目フォースマスター300フォースマスター200
自重約400〜405g約385〜395g
ギア比7.4(トルク重視)8.2(スピード重視)
最大巻上速度215m/分195m/分
実用巻上速度(1kg負荷)137m/分148m/分
実用巻上持久力3kg3kg(同等)
ドラグ力5kg5kg
スプール径28mm(大)25.5mm(小)
  • 操作感・軽さは200に軍配。軽快で小回りが利くため、カワハギや手感度重視の釣りには最適です。
  • パワー・安定性は300が上。潮流の強い場所や、魚のサイズが読めないときは安心感があります。
  • バッテリー持ちや巻上音などはどちらも優秀ですが、300の方がトルクが太く、安定して静かに巻ける印象があります。

こんなアングラーにおすすめ

釣りスタイル・目的おすすめモデル
カワハギやタイラバ、浅場中心フォースマスター200シリーズ
タチウオテンヤ、アマダイ、深場も視野にフォースマスター300シリーズ
TSURI TRENDS編集部

フォースマスター200はタチウオにも使いたいけど、ちょっと糸巻き量が足りないな〜と個人的には思ってました。そういう意味では、300番は丁度良いサイズ感ですね。600番も汎用性が高いですが、軽快に誘う釣りなので、リールは軽いに越したことが無いです。

200シリーズは、より軽快で繊細な釣りを楽しみたい方向け。一方300シリーズは、より汎用性と巻上力に優れた万能機です。

24シーボーグ100J(ダイワ)と比較!性能・使い勝手・価格まで

24シーボーグ100J
24シーボーグ100J

25フォースマスター300シリーズの購入を検討する際、もう一つの有力候補として挙がるのが、ダイワの24シーボーグ100J。ライトゲーム対応のコンパクト電動リールとして非常に人気が高く、フォースマスターと比較される機会が多いモデルです。

24シーボーグ100J/100JLのスペック

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項目スペック
自重375g(フォースマスターより軽量)
ギア比5.1
巻上長54cm / ハンドル1回転
PE巻量1号-300m、1.5号-200m、2号-150m(※PE専用)
最大ドラグ力7kg(高め)
最大巻上力18kg
常用巻上速度(1kg負荷)130m/分
JAFS基準巻上速度180m/分
実用巻上持久力非公開(JAFS巻上力6kg)

25フォースマスター300 vs 24シーボーグ100J

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比較項目25フォースマスター30024シーボーグ100J
自重400g/405g375g(軽い)
最大ドラグ力5kg7kg(強い)
最大巻上力18kg
実用巻上速度(1kg負荷)137m/分130m/分
最大巻上速度215m/分180m/分
PE巻量1号-300m同等(PE専用)
操作系タッチドライブ + フォールレバーJOGパワーレバー
定価¥95,200(税込)¥102,200(税込)前後

操作性の違いが明確なポイント

  • フォースマスター300は、タッチドライブでスピード調整が非常に直感的。さらに、フォールレバーも搭載されており、落とし込みでのアタリを逃さず演出できます。
  • シーボーグ100Jは、ダイワ伝統のJOGパワーレバーを搭載。ジョグ操作での巻き上げ&ストップが瞬時にでき、直感的な操作に優れます。

どちらの操作性が優れているかは完全に好みと釣り方によります。25フォースマスター300は手に収まりやすいボディと、繊細な巻きスピード調整が可能なタッチドライブが非常に快適。一方、シーボーグ100Jはとにかく軽く、JOG操作がシンプルで早い。即アワセの釣りや落とし込みでは抜群のレスポンスです。

3つのライトゲーム用電動リールのスペック比較

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項目21フォースマスター200シリーズ25フォースマスター300シリーズ24シーボーグ100J
ギア比8.27.45.1
自重385〜395g400〜405g375g(最軽量)
最大ドラグ力5kg5kg7kg
実用巻上持久力3kg3kg6kg(JAFS基準)
最大巻上速度195m/分215m/分180m/分(JAFS基準)
実用巻上速度(1kg負荷)148m/分137m/分130m/分
実用巻上速度(2kg負荷)129m/分129m/分
実用巻上速度(3kg負荷)87m/分
最大巻上力18kg
巻上長(ハンドル1回転)66cm65cm54cm
ハンドル長55〜60mm60〜65mm110mm(ダブルハンドルのみ)
ラインキャパ(PE)1号-220m、1.5号-150m1号-300m、1.5号-200m1号-300m、1.5号-200m(PE専用)
操作方式タッチドライブ+フォールレバータッチドライブ+フォールレバーJOGパワーレバー
定価(税込)¥86,600¥95,200¥102,200
TSURI TRENDS編集部

フォースマスターはダブルハンドルとシングルハンドルの2種類が用意されています。

  • フォースマスター200は軽量・高ギア比で浅場やスピード重視の釣り向け。
  • フォースマスター300は巻上スピードと操作性のバランスが良く、汎用性が高い。
  • シーボーグ100Jは巻上力・ドラグ性能で優れ、PE専用設計のハイパワー機。

結論:25フォースマスター300はこんなアングラーにおすすめ!

ここまで、25フォースマスター300シリーズを中心に、21フォースマスター200や24シーボーグ100Jとの比較を通して、性能・使い勝手・釣りのスタイル別の適性を見てきました。総合的に見ると、フォースマスター300シリーズは「汎用性・快適性・実釣性能」のバランスが非常に高いモデルです。

  • タチウオテンヤやアマダイなど、引きの強い魚を確実に取り込みたい方
  • 電動リール初心者で、操作性とパワーの両立を求める方
  • フォールで誘う釣り(タイラバ、イカメタル)にも対応したい方
  • 小型リールでも巻上力とスピードに妥協したくない方
  • 将来的に様々なライト〜中深場ゲームにも応用したい方

2025年現在、ライトゲームにおける電動リール選びは「多機能・軽量・操作性」が重要視される傾向にあります。その中で、25フォースマスター300シリーズはまさに“ちょうど良い性能”を実現しており、初心者からベテランまで幅広く支持されている理由がよく分かります。「1台で多くの釣りを快適に楽しみたい」と考えているアングラーには、間違いなく有力な選択肢となるでしょう。

出典:シマノ

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