タチウオテンヤにおすすめ電動リールを紹介!最新のシーボーグやフォースマスターを比較

タチウオテンヤは大阪湾で生まれ、いまや東京湾や伊勢湾など全国的に人気が広がっている釣りです。エサをセットしたタチウオ用テンヤを使い、水深50〜100m前後を探るスタイルは、細かい誘いやフッキングのタイミングなど、アングラーにとって奥深いゲーム性があり、一度ハマるとやみつきになります。

実際に釣行してみると分かるのが、仕掛けの上げ下げの多さと、しんどさです。40号前後のテンヤは約150g。アタリが多く、エサの交換やタナの調整で仕掛けを頻繁に回収するため、手巻きリールだと想像以上に体力を消耗します。

そんな状況で圧倒的に頼りになるのが電動リールです。電動リールを使えば体力の消耗を大幅に軽減でき、さらに微妙な速度調整による電動リール特有の誘いも可能になり釣果に直結します。この記事では、最新のシーボーグ(ダイワ)やフォースマスター(シマノ)を中心に、タチウオテンヤにおすすめの電動リールを徹底比較していきます!

TSURI TRENDS編集部

最近は電動リールも高性能になってきており、小型なら十分なパワーをもっているモノもあります。タチウオテンヤは、基本的にロッドを手持ちして常に魚を誘う釣りなので、軽くてパワーがあると使いやすいです!

目次

タチウオテンヤに電動リールを使うメリット

深場攻略と手返しの速さで釣果アップ

冬場のタチウオは水深100m以上に落ちることも珍しくありません。手巻きで仕掛けを回収するのは時間がかかり、その分チャンスを逃してしまいます。電動リールなら一気に巻き上げられるため、効率よくタナを探れるのです。結果的にアタリの回数も増え、釣果アップにつながります。

寒い季節や長時間釣行での体力温存

タチウオテンヤは、半日便でも6時間以上、上げ下げを繰り返す釣りです。特に12月〜2月の寒い時期は寒いし体力の消耗も激しく、手巻きでは集中力が続かない場合も・・。電動リールを使えば体力を温存でき、最後まで安定したパフォーマンスを維持できます!

電動ならではの微速巻きによる誘い効果

「電動だと魚とのやり取りを楽しめないのでは?」と心配する方もいますが、それは誤解です。電動リールの微速巻き機能を活かすことで、一定の速度でテンヤを動かす「電動誘い」が可能になります。タチウオはフォールや微妙なスピード変化に敏感な魚。電動ならではの安定した誘いは、むしろ釣果を伸ばす武器になるのです。

タチウオテンヤ用電動リールの選び方

PE2号が300mを巻けると安心

タチウオテンヤの主戦場である大阪湾・東京湾・伊勢湾は、水深〜120mに加え速潮が絡むため、PE2号が300m巻けると安心。タチウオは歯が鋭いので、思わぬ高切れが発生する場合もあるので、300M巻いてあると良いです。

TSURI TRENDS編集部

タチウオテンヤの最初の1台としては、フォースマスター600番かシーボーグ200番が個人的におすすめです。

  • 対応モデル
    • ダイワ:シーボーグ200J / G200J、レオブリッツ200J
    • シマノ:フォースマスター600、プレイズ600

また、この条件を満たせば、タチウオだけでなくヒラメやライト泳がせ釣り、イサキ釣りなどにも流用可能です。

軽さ重視なら「シーボーグ100J」「フォースマスター200/300」

  • シーボーグ100J(375g, PE2号-150m)
    → 圧倒的に軽量。浅場や短時間釣行なら快適。ただしPE2号-150mなので深場では不安。
  • フォースマスター200(385〜395g, PE1.5号-150m)
    → 最軽量クラス。PEキャパはやや不足。サブ機やイカメタルとの兼用向き。
  • フォースマスター300(400〜405g, PE2号-150m)
    → 軽さと巻上げスピード(最大215m/分)が魅力。PE2号-150mと少なめだが、中〜浅場中心なら「タチウオ専用機」として非常に扱いやすい。

軽さ優先ならシーボーグ100J・フォースマスター300、ラインキャパ重視ならシーボーグ200J・フォースマスター600

万能性重視なら「シーボーグ200J」か「フォースマスター600」

  • シーボーグ200J(490g, PE2号-300m, 最大巻上28kg)
    → タチウオテンヤ王道機種。巻上パワーと速度のバランスが良く、他魚種も対応。
  • シーボーグG200J(520g, 耐久モーター仕様)
    → パワーは同等だが、耐久性強化モデル。長期使用や遠征釣行向き。
  • フォースマスター600(490〜495g, PE2号-300m, 実用巻上6kg)
    → PE2号-300m対応。最大巻上速度195m/分と実用十分。万能派なら最有力候補。

タチウオを軸に多魚種も狙うならこのクラスがベスト

コスパ重視なら「レオブリッツ200J」か「プレイズ600」

  • レオブリッツ200J(480g, PE2号-300m, 最大ドラグ8.5kg)
    → 2023年にモデルチェンジしたばかり。実売6〜7万円前後。シーボーグより性能は劣るが、価格差を考えれば選択肢になる。
  • プレイズ600(470g, PE2号-300m, 最大巻上速度155m/分)
    → 実売4万円前後。機能は簡素だが「電動デビュー機」として最適。

タチウオテンヤにおすすめ電動リール

シーボーグ200J|タチウオテンヤの王道モデル

ダイワの定番といえば22シーボーグ200J。PE2号-300mを巻けるサイズで、タチウオテンヤにはまさにジャスト。ジョグパワーレバーによる片手操作は快適で、液晶も大きく視認性が高いのが特徴です。実釣インプレでは「巻き上げが速く、誘いの操作がしやすい」と好評で、タチウオテンヤにおける王道モデルといえるでしょう。

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アイテム自重(g)ギア比PE糸巻量 (号-m)最大ドラグ力(kg)最大巻上力(kg)巻上速度 (m/分,1kg)JAFS基準巻上力(kg)JAFS基準巻上速度(m/分)価格(税抜)
200J / 200JL4905.11.5-450 / 2-300 / 3-20010281551019594,300円
200J-DH / 200JL-DH4855.1同上10281551019594,300円
シーボーグ200Jのスペック

シーボーグG200J|耐久性とパワーが必要なら

22シーボーグ200Jをベースに、モーターを強化したのがシーボーグG200J。MAGMAX-Gモーターを搭載し、高耐久性を実現。長期保証が付く点も安心です。タチウオテンヤには少々オーバースペック気味ですが、ライト泳がせ釣りなどを兼用したいアングラーにはぴったりの選択肢です。

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アイテム自重(g)ギア比PE糸巻量 (号-m)最大ドラグ力(kg)最大巻上力(kg)巻上速度 (m/分,1kg)JAFS基準巻上力(kg)JAFS基準巻上速度(m/分)価格(税抜)
G200J / G200JL5205.91-600 / 1.5-450 / 2-300 / 3-200102615510195113,000円
シーボーグG200Jのスペック

シーボーグ100J|最小最軽量モデルの魅力

「軽さ」を重視するならシーボーグ100J。ダイワ最小・最軽量の電動リールで、操作性は抜群。糸巻量はPE2号-200mとやや少なめですが、浅場のタチウオテンヤやサブリールとして非常に扱いやすいモデルです。疲れにくいので、1日通して快適に釣りができます。

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アイテム自重(g)ギア比PE糸巻量 (号-m)最大ドラグ力(kg)最大巻上力(kg)巻上速度 (m/分,1kg)JAFS基準巻上力(kg)JAFS基準巻上速度(m/分)価格(税抜)
100J / 100JL3755.11-300 / 1.5-200 / 2-1507181306180102,200円
シーボーグ100Jのスペック

レオブリッツ200|エントリーモデルとして最適

コストを抑えたい方に人気なのがレオブリッツ200J。シーボーグに比べてモーター性能や耐久性は劣るものの、価格は1~2万円程度安く、エントリーモデルとして非常に魅力的です。初めての電動リールとして選ぶなら「レオブリッツ」、長期的に使い込みたいなら「シーボーグ200J」といった選び方ができます。

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アイテム自重(g)ギア比PE糸巻量 (号-m)最大ドラグ力(kg)最大巻上力(kg)巻上速度 (m/分,1kg)JAFS基準巻上力(kg)JAFS基準巻上速度(m/分)価格(税抜)
200J / 200JL4805.11-600 / 1.5-450 / 2-300 / 3-2008.525150919081,800円
レオブリッツ200のスペック

フォースマスター600|タチウオテンヤのベストチョイス

2023年にリニューアルされたフォースマスター600 は、シマノの電動リールにおける中核モデルです。PE2号-300mを巻けるため、大阪湾や東京湾といった人気エリアのタチウオテンヤに最適。最大ドラグ力は10kgと余裕があり、不意の大物にも対応できます。

特筆すべきはカラー液晶の搭載。魚探連動機能を活かせば、まるで「小型魚探」を持ち歩くような感覚で釣りができるのです。さらにタッチドライブによる繊細なスピードコントロールも健在で、アタリを逃さない操作性が魅力。実釣インプレでも「深場でも安心して使えるパワーがあり、バラシが減った」という声が多いモデルです。

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アイテム自重(g)ギア比PE糸巻量 (号-m)最大ドラグ力(kg)実用巻上持久力(kg)最大巻上速度(m/分)実用巻上速度(m/分)価格(税抜)
600 / 6014906.52-300 / 3-200106195148 (1kg) / 130 (3kg)95,200円
600DH / 601DH4956.5同上106195148 (1kg) / 130 (3kg)95,200円
フォースマスター600のスペック

フォースマスター300|軽さとラインキャパのバランスに注目

2025年に登場した注目の新機種がフォースマスター300。自重はわずか約405gと軽量ながら、PE1.5号-200m/2号-150mを巻ける絶妙なキャパシティを備えています。

従来の200番台では「糸巻き量が足りない」と言われることもありましたが、300番はその弱点を解消。タチウオ専用機としてはもちろん、ディープタイラバやイカメタルなどにも兼用しやすいのが強みです。電動リールを軽快に扱いたいアングラーにおすすめです。

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アイテム自重(g)ギア比PE糸巻量 (号-m)最大ドラグ力(kg)実用巻上持久力(kg)最大巻上速度(m/分)実用巻上速度(m/分)価格(税抜)
300 / 3014057.40.8-400 / 1-300 / 1.5-200 / 2-15053215137 (1kg) / 129 (2kg)95,200円
300DH / 301DH4007.4同上53215137 (1kg) / 129 (2kg)95,200円
フォースマスター300のスペック
TSURI TRENDS編集部

2台目にフォースマスター300とか良いですね。

フォースマスター200|軽量性と操作性

軽量電動リールの代表格がフォースマスター200DH。自重はわずか385gと、電動リールの中でも群を抜いて軽く、操作性は抜群です。ダブルハンドル仕様のため、テンヤの小刻みな誘いもやりやすいのが魅力。ただし糸巻量はPE1.5号-150mと少なめで、深場のタチウオにはやや不安が残ります。そのため、浅場のシーズンやサブ機として使うのがベスト。イカメタルやタイラバとの兼用にも向いています。

TSURI TRENDS編集部

タチウオテンヤ用というより、タイラバやイカメタルなどがメインで、タチウオシーズンにサブリールとして使う感じかな

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アイテム自重(g)ギア比PE糸巻量 (号-m)最大ドラグ力(kg)実用巻上持久力(kg)最大巻上速度(m/分)実用巻上速度(m/分)価格(税抜)
200 / 2013958.20.8-270 / 1-220 / 1.5-15053195148 (1kg) / 129 (2kg) / 87 (3kg)86,600円
200DH / 201DH3858.2同上53195148 (1kg) / 129 (2kg) / 87 (3kg)86,600円
フォースマスター200のスペック

プレイズ600|コスパの高い入門機として人気

シマノの入門機として人気なのがプレイズ600。フォースマスターに比べると機能はシンプルで、スピードコントロールもダイヤル式ですが、価格が安く手に取りやすいのが魅力です。実売価格3万円台でPE2号-300mが巻けるため、「初めての電動リール」に最適。

一方で、フォースマスターはタッチドライブや探見丸連動といった機能が充実しており、釣果を伸ばすための操作性に優れています。入門用としてはプレイズ、より快適に長く使いたいならフォースマスターという棲み分けができます。

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アイテム自重(g)ギア比PE糸巻量 (号-m)最大ドラグ力(kg)実用巻上持久力(kg)最大巻上速度(m/分)実用巻上速度(m/分)価格(税抜)
600 RIGHT4705.52-300 / 3-200 / 4-15053155109 (1kg) / 95 (2kg) / 72 (3kg)57,200円
プレイズ600のスペック

エランSW電動 100|超軽量345gの新しい選択肢

シーボーグやフォースマスターに比べると知名度は低いですが、テイルウォークのエランSW電動100は新しい選択肢として注目を集めています。電動リールといえば「大きくて重い」というイメージがありますが、テイルウォークがリリースしたエランSW電動100は、その常識を覆す最新モデルです。手頃な値段設定で、「手持ちで1日釣りを楽しみたい」「電動リールをもっと気軽に使いたい」というアングラーには大きな魅力となるモデルです。

  • 自重わずか345gとクラス最軽量
  • PE1号-300m が巻けるスプール搭載
  • ワンタッチスプール交換やLEDバックライト液晶など、実釣に直結する機能が満載
  • タチウオテンヤはもちろん、タイラバ・イカメタル・ライトジギング・小型青物まで対応
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モデル名メーカー自重PE糸巻量 (号-m)最大ドラグ力最大巻上速度実用巻上速度 (1kg負荷)特徴価格(税込)
エランSW電動100テイルウォーク345g1号-300m5kg非公開非公開最軽量。ワンタッチスプール&バックライト液晶搭載約55,000円
エランSW電動 100のスペック

主要なタチウオテンヤ向け電動リール比較表

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モデル名メーカー自重ギア比PE糸巻量 (号-m)最大ドラグ力実用巻上持久力最大巻上速度 (m/分)巻上速度 (m/分)価格(税抜)
シーボーグ100Jダイワ375g5.11-300 / 1.5-200 / 2-1507kg180130 (1kg)102,200円
シーボーグ200Jダイワ490g5.11.5-450 / 2-300 / 3-20010kg195155 (1kg)94,300円
シーボーグG200Jダイワ520g5.91-600 / 1.5-450 / 2-300 / 3-20010kg195155 (1kg)113,000円
レオブリッツ200Jダイワ480g5.11-600 / 1.5-450 / 2-300 / 3-2008.5kg190150 (1kg)81,800円
フォースマスター200シマノ395g (DH=385g)8.20.8-270 / 1-220 / 1.5-1505kg3kg195148 (1kg) / 129 (2kg) / 87 (3kg)86,600円
フォースマスター300シマノ405g (DH=400g)7.40.8-400 / 1-300 / 1.5-200 / 2-1505kg3kg215137 (1kg) / 129 (2kg)95,200円
フォースマスター600シマノ490g (DH=495g)6.52-300 / 3-20010kg6kg195148 (1kg) / 130 (3kg)95,200円
プレイズ600シマノ470g5.52-300 / 3-200 / 4-1505kg3kg155109 (1kg) / 95 (2kg) / 72 (3kg)57,200円
主要なタチウオテンヤ向け電動リール比較表

インプレ!タチウオテンヤで使ってわかったこと

巻き上げスピードと誘いのしやすさ

実際に電動リールを使ってみると、仕掛けの回収が圧倒的に速くなり、手返しが格段に向上しました。タチウオは群れを追いかけながら釣ることが多いため、このスピードの差が釣果に直結します。また、電動リール特有の微速巻きでテンヤを安定して動かせるため、手巻きでは難しい誘いが可能になります。

バッテリー選びで快適さが変わる

電動リールを使う際に忘れてはいけないのがバッテリー。船の電源を使うこともできますが、安定しない場合があり、リールの調子に影響することもあります。安価な鉛バッテリーでも十分ですが、軽量で安定した出力を維持できるリチウムイオンバッテリーを選ぶと快適です。特に1日便ではリチウムがおすすめです。

電動リールでもタチウオの引きを楽しめる?

「電動だと魚とのやり取りを楽しめないのでは?」と思う方もいますが、実際はそんなことはありません。タチウオ特有の強烈な締め込みは電動リールでも十分に味わえます。むしろ、ドラグ性能や微速巻きを活用することで、これまでとは違った駆け引きが楽しめるのです。

まとめ|電動リールで快適にタチウオテンヤを楽しもう

タチウオテンヤにおける電動リール選びは、釣果や快適性を大きく左右します。

軽快さを求めるならシーボーグ100Jフォースマスター300。操作性が良く、1日通して疲れにくいため「タチウオ専用機」としておすすめです。万能性を重視するならシーボーグ200Jフォースマスター600。PE2号-300mに対応し、多魚種にも流用できる安心感があります。価格を抑えて導入したいならプレイズ600レオブリッツ200J が最適です。さらに、テイルウォークのエランSW電動100のように、軽量・低価格で新しいスタイルを提案するモデルも登場し、選択肢はますます広がっています。

大切なのは、自分の釣行スタイルや体力、予算に合った一台を見つけること。電動リールを取り入れることで、タチウオテンヤはより快適に、より奥深いゲームとして楽しめるようになるでしょう!

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