ランディングシャフトおすすめ9選!コスパも性能も妥協しない最強モデルは?

ランディングシャフト

ランディングシャフト(タモの柄)は釣りにおいて「最後の一手」を支える極めて重要なアイテムです。魚を掛けた後、確実にキャッチするためには、自分の釣りスタイルに合ったランディングシャフト選びが欠かせません。
この記事では、初心者から上級者まで満足できる「コスパ」と「性能」を両立したおすすめランディングシャフトを徹底的にご紹介します。

目次

なぜランディングシャフトは重要?釣果を左右する理由

大型アオリイカやシーバス、青物など
大型アオリイカやシーバス、青物など

ランディングシャフトは単なる補助道具ではありません。特に青物やシーバス、大型のアオリイカなど、竿で抜き上げられないターゲットを狙う場合、ランディングシャフトの性能が釣果を左右します。

足場の高い堤防や磯では、水面からの距離を埋めるために長さが必要です。また、重いシャフトでは取り回しが難しく、ランディング中にバラシてしまうリスクが高まります。さらに、シャフトに「張り(剛性)」がないと、魚の動きにシャフトが負けてしまい、ネットインの瞬間に致命的なミスを招きます。

つまり、ランディングシャフト選びを妥協すると、「あと少し」のところで大物を逃すことになりかねないのです。
逆に言えば、自分に合った一本を手に入れることで、確実に釣果を伸ばすことができるのです。

ランディングシャフトの正しい選び方

沖堤防は足場が高い
沖堤防は足場が高い

ここからは、初心者から上級者まで押さえておくべき「ランディングシャフト選びのポイント」を詳しく解説していきます。

長さの選び方|堤防・磯・港湾で異なるベストな基準

ランディングシャフト選びで最も重要なのが「長さ」です。釣り場の足場の高さによって、必要な長さは大きく変わります。

一般的な目安は以下の通りです。

  • 低めの堤防(高さ2〜3m)→ 3~4m前後
  • 平均的な堤防(高さ4〜5m)→ 4〜5m
  • 高い堤防・磯場(高さ5m以上)→ 6m〜

特に初心者は「どんな釣り場にも対応できる汎用性」を重視し、4~5mクラスを選ぶと失敗がありません。また、潮位によって水面の高さが変わることも考慮し、余裕を持った長さを選ぶことをおすすめします。

TSURI TRENDS編集部

よく行く釣り場に合わせた長さが便利です。短いと軽いので取り回しが良く扱いやすいですが、水面より少し下まで届かないと使い物にならないので注意しましょう。

仕舞寸法と重量

ランディングシャフトは、伸ばした時だけでなく、仕舞った時のサイズ(仕舞寸法)も重要です。特にランガンスタイル(移動を繰り返す釣り)では、仕舞寸法が小さいほど携帯しやすく、釣り場での機動力が上がります。

例えば、

  • 小継タイプ(仕舞い50〜70cm):コンパクトで持ち運びやすい。ただし若干重くなりやすい。
  • 通常タイプ(仕舞い90〜120cm):軽くて剛性に優れるが、持ち運びがやや不便。

ランガン主体なら小継タイプ、拠点を決めて釣るなら通常タイプと、自分のスタイルに合わせて選びましょう。また、自重(重量)も要注意です。5mクラスで500g以下ならかなり軽量な部類に入ります。

素材と剛性|カーボンとグラスファイバーの違い

シャフトの素材には主に「カーボン」と「グラスファイバー」があります。

  • カーボン:軽量で剛性が高く、操作性に優れる。ただし価格は高め。
  • グラスファイバー:安価で耐衝撃性に優れるが、重くてたわみやすい。

コスパを重視する初心者ならグラス混合モデルもアリですが、ある程度長く使うなら、カーボン比率が高いモデルを選んだ方が間違いありません。特に高足場や磯場では「張りの強いカーボンシャフト」が絶対的に有利です。

TSURI TRENDS編集部

カーボン含有量が多い方が軽量なモノが多いです。ただし、扱いによっては折れやすいので注意しましょう。

便利機能|固着防止・長さ調整機能をチェック!

最近のランディングシャフトには、使い勝手を向上させる機能が充実しています。

代表的なものが

  • 固着防止リング:継ぎ目の固着(抜けなくなるトラブル)を防止
  • 長さ調整機能:フィールドに合わせてシャフトの長さを変えられる
  • 滑り止めグリップ:濡れた手でもしっかり操作できる

こうした機能が付いているモデルを選ぶと、実釣時のストレスがぐっと減ります。初心者こそ「少しでも扱いやすい」モデルを選ぶのが、失敗しないポイントです。

おすすめランディングシャフト

おすすめできるコスパ最強のランディングシャフトをご紹介します。初心者から上級者まで、それぞれのニーズに合わせた最適モデルを厳選しました。自分の釣りスタイルや予算に合わせて、ベストな一本を見つけてください。

TSURI TRENDS編集部

釣行後には水洗いをしっかりしておきましょう。すぐに塩ガミして固着してしまいますよ

コスパ重視!初心者におすすめ

初めての一本や、できるだけコストを抑えたい方におすすめなのがこの価格帯です。最近では1万円以下でも、十分実用に耐えるランディングシャフトが手に入るようになっています。

メジャークラフト:ソルパラ ランディングシャフト

メジャークラフトが展開するエントリーモデル「ソルパラ」シリーズのランディングシャフトです。仕舞寸法が約61.5cmと非常にコンパクトで、ランガンスタイルにも最適。小継設計により、軽量で取り回しが良く、初心者でも扱いやすい設計となっています。価格も非常にリーズナブルで、初めてランディングシャフトを購入するアングラーにぴったりの一本です。

  • 全長:5.8m
  • 継数:12本
  • 仕舞寸法:約61.5cm
  • 特徴:軽量・小継仕様・コスパ抜群

OGK:ランディングシャフトミニセット2

移動時の携帯性を重視した、ランガンスタイル向けのランディングセットです。小継設計の玉の柄(ランディングシャフト)に、ラバーコーティングされた2つ折り玉枠をセット。仕舞寸法42cmと超コンパクトながら、全長3mで十分な長さを確保。
EVAグリップによる握りやすさ、標準装備のカラビナ、軽量設計など、実釣時に嬉しい機能が満載です。手軽に扱えるため、ランガン中心のシーバスゲームやライトショアジギングに特におすすめのモデルです。

  • 玉の柄全長:3m
  • 仕舞寸法:42cm
  • 継数:10本
  • 枠サイズ:約35×40cm(オーバル型)
  • 標準自重:456g
  • 素材:グラスファイバー(柄)/アルミ(枠)

性能と価格のバランスが取れた中級者向け

中級者向けには、軽量性・剛性・収納性を高次元でバランスさせたモデルをおすすめします。価格は少し上がりますが、快適な操作性と耐久性を兼ね備えており、長く使えるのが魅力です。

ダイワ:ランディングポールⅡ

定番ともいえるダイワのランディングシャフト。操作性を重視しながら、固着防止リングやショルダーベルト付属など、細かい配慮も充実しています。4m、5m、6mとラインナップがあり、ターゲットや釣り場に応じた選択が可能です。特に「価格と性能のバランス」を重視したい中級者アングラーにおすすめの一本です。

  • 全長:4.06m〜6.06m
  • 継数:9〜11本
  • 自重:約490〜670g
  • 特徴:固着防止リング・ラバーグリップ・ショルダーベルト付属

↓あらかじめ玉網がセットされたモデルも売ってます

シマノ:マルチランディングシャフト

「軽さ」と「耐久性」を両立したシマノのコスパ良好モデル。カーボン含有率が高く、軽量ながら非常にシャキッとした操作感を持っています。仕舞寸法も短めで、港湾や堤防からランガンスタイルにも適応可能。シマノらしい高品質設計を手軽に体感できるおすすめのランディングシャフトです。

  • 全長:3.5m〜5.5m
  • 継数:6〜8本
  • 自重:約300g〜410g
  • 特徴:スパイラルX構造・軽量・固着防止構造

テイルウォーク:CATCHBAR 改

ランガンスタイルを強く意識した設計のランディングシャフト。小継モデル(仕舞50cm)から、通常モデル(仕舞68cm)まで幅広いラインナップがあり、釣りスタイルに応じて最適な長さ・仕舞寸法が選べます。トップ部分には補強加工が施されており、耐久性も十分。デザイン性も高く、持っているだけで気分が上がる一本です。

  • 全長:3.5m〜7m
  • 継数:8〜14本
  • 自重:約450g〜750g
  • 特徴:小継設計・ネオプレーンベルト付属・デザイン性◎

上級者向けハイエンドモデル

釣行頻度が高い方や、ロックショア・大型魚狙いの上級アングラーには、ハイエンドモデルが断然おすすめです。価格は張りますが、その分だけ耐久性、剛性、軽さすべてにおいて圧倒的なパフォーマンスを発揮します。

ダイワ:玉の柄 トーナメントISO

ダイワの最高峰モデル。高弾性カーボン「SVFナノプラス」により、驚異的な軽さと剛性を実現。さらにX45構造でねじれを防止し、操作時の安定性が抜群です。競技仕様も想定されており、トーナメントシーンでも信頼できるランディングシャフトです。

  • 全長:5m
  • 継数:6本
  • 自重:約375g
  • 特徴:SVFナノプラス・X45構造・軽量・ハイパフォーマンス

昌栄:ブラックシープ

超高剛性・ハイカーボン仕様のブラックシープ。小継でありながら抜群の張りを持ち、シーバス・ライトショアジギングに最適です。固着防止機構付きで、振り出し、仕舞いもスムーズ。アングラーからの評価も高く、ハイコスパなハイエンドモデルとして人気があります。

  • 全長:3.9m/4.6m/5.7m
  • 継数:7〜10本
  • 自重:約420g〜540g
  • 特徴:ハイカーボン・固着防止構造・高剛性・ライトゲーム特化

シマノ:コルトスナイパーリミテッド ランディングシャフト

シマノ史上最高強度を誇るロックショア対応ランディングシャフトがコルトスナイパーリミテッド ランディングシャフト。デュラメッシュプロテクター搭載で、万が一の破断リスクを極限まで抑制。20kgオーバーのターゲットでも安心して対応可能な設計となっています。価格は高いものの、まさに「一生モノ」と呼べる品質です。

  • 全長:5.5m
  • 継数:7本
  • 自重:約480g
  • 特徴:デュラメッシュ・スパイラルXコア・超高剛性設計

シマノ:ランディングシャフト G フリー

シマノが展開する、扱いやすさを徹底的に追求したスタンダードモデルです。
「Gフリーコンセプト」により、重心を手元寄りに設計。取り回しや操作性が格段に向上しており、長時間の使用でも疲れにくいのが特徴です。
さらに、スパイラルX構造を採用しており、軽さと剛性を両立。ランガンから堤防・磯釣りまで、幅広いフィールドに対応できる万能型ランディングシャフトです。

  • 全長:5.5m
  • 継数:7本
  • 仕舞寸法:約64.9cm
  • 自重:約410g
  • 特徴:Gフリーコンセプト・スパイラルX構造・軽量&高剛性・取り回し抜群

ターゲット別の選び方

鰤クラス
鰤クラス

ランディングシャフトは、狙うターゲットや釣り場の環境に合わせて最適な一本を選ぶことが重要です。ここでは、「シーバス向き」「磯・ロックショア向き」「ランガンスタイル向き」に分けて、それぞれにおすすめのモデルを整理しました!

シーバス向き|軽量・操作性重視

シーバスゲームでは、素早いランディングが求められるため、軽量でシャープな操作感があるモデルが最適です。また、都市型港湾部などでは、携帯性も重視されます。

おすすめモデル:

  • ダイワランディングポールⅡ
    → 軽量&固着防止リング搭載で素早い操作が可能。港湾部でのランガンにも最適。
  • シマノマルチランディングシャフト
    → 軽量コンパクト、シャープな張りで操作性良好。都市型フィールドにベストマッチ。
  • 昌栄ブラックシープ
    → 小継で取り回し抜群。ハイカーボン設計で大型シーバスにも対応可能。

磯・ロックショア向き|剛性・強度重視

磯やロックショアでは、大型青物や荒れた海況にも耐える高剛性・高強度が求められます。シャフトのたわみを極力抑え、確実なランディングをサポートするモデルがベストです。

おすすめモデル:

  • シマノ:コルトスナイパー リミテッド ランディングシャフト
    → シマノ最強クラスの剛性。20kgオーバー対応、大物青物も余裕で取り込める。
  • ダイワ:玉の柄 トーナメントISO
    → 高弾性カーボンSVFナノプラス搭載。高剛性かつ超軽量、競技仕様並みのハイパフォーマンス。
  • tailwalk:CATCHBAR 改(通常タイプ)
    → 補強設計による耐久性。ロックショアエリアでの安心感抜群。

ランガンスタイル向き|軽量・仕舞寸法重視

ランガン主体の釣りでは、携帯性と軽さが命。仕舞寸法の短さと自重の軽さで、移動しながらストレスなくランディングできるモデルがおすすめです。

おすすめモデル:

  • メジャークラフト:ソルパラ ランディングシャフト
    → コスパ最強、小継タイプでランガン向け。初心者にもぴったり。
  • OGKランディングシャフトミニセット2
    → 仕舞寸42cmの超小継設計。軽量コンパクトで機動力抜群。
  • tailwalkCATCHBAR 改(マイクロモデル)
    → 仕舞寸50cm、振り出しも滑らかで、あらゆる釣り場を駆け巡れる一本。

【インプレ】実際に使って分かったランディングシャフトの良し悪し

ここからは、実際に使用してみて感じたリアルなインプレ(使用感レビュー)をお届けします。カタログスペックだけでは分からない、現場での操作感やメリット・デメリットも正直にお伝えします。

初心者向けインプレ|手軽なモデルのリアルな使い心地

初心者向けに選んだ「メジャークラフト ソルパラ ランディングシャフト」を実釣で使用しました。軽量で持ち運びやすく、仕舞寸法も短いためランガンスタイルにも対応可能です。

実際の使用感としては、ランディング時に若干のたわみを感じるものの、操作に支障が出るほどではありませんでした。シーバスやチヌなど中型クラスのターゲットであれば、十分安心して使用できる印象です。コスパを重視する初心者には非常におすすめできる一本です。

中級者向けインプレ|バランス型コスパモデルの実力

中級者向けに「ダイワ ランディングポール2」を使用しました。価格帯に見合った剛性感と軽さを両立しており、特に伸縮動作が非常にスムーズなのが印象的でした。

堤防や磯場でも安定した操作性を発揮し、シャフトの張りも十分に感じられました。重量バランスも良く、片手でのランディング操作も楽にこなせます。「価格と性能のバランス」という点で、非常に満足度の高いモデルです。

上級者向けインプレ|高性能シャフトの驚きの操作性

上級者向けとして「シマノ コルトスナイパー リミテッドランディングシャフト」を磯場でテストしました。まず、手に持った瞬間に分かる剛性と軽さに驚かされます。ロッドのように意のままに操作できる感覚は、まさにハイエンドモデルならではのものです。

10kgクラスのブリでも余裕で引き寄せ、シャフトにブレを感じることは一切ありませんでした。価格は高めですが、「一生モノ」と考えれば十分納得できるクオリティです。本気で磯ゲームを楽しみたいアングラーには、ぜひ手に取ってほしい一本です。

まとめ

足場の高い磯
足場の高い磯

ランディングシャフトは、釣りのスタイルやターゲットに合わせて最適な一本を選ぶことが重要です。シーバス狙いなら軽量かつ操作性に優れたモデル、磯やロックショアでは剛性重視のハイエンドモデルが求められます。

また、ランガンスタイルでは携帯性に優れた小継タイプが非常に便利です。今回ご紹介したアイテムは、いずれもコスパと性能のバランスに優れたモデルばかり。自分の釣りスタイルをしっかり見極めて、信頼できる一本を選びましょう。

最適なランディングシャフトがあれば、大物との出会いを確実にチャンスに変えることができます。ぜひ本記事を参考に、あなたにとって最高の一本を手に入れてください。

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