メバリングは軽量なルアーを駆使して繊細なアプローチをするライトゲームの一種です。そのため、リール選びは釣果を左右する重要なポイントとなります。本記事では、メバリングに適したリールの選び方を解説し、最新のおすすめリールを紹介します。
メバリングリールの選び方
リールの番手（サイズ）
メバリングに適したリールの番手は、1000番〜2500番が主流です。釣り方によって適切なサイズが異なります。
- 1000番・2000番：軽量で操作性が高く、ジグ単やプラグ向き。
- 2500番：遠投が必要なフロートリグやキャロライナリグ向き。
ギア比の選び方
メバリングでは「ただ巻き」が基本となるため、ギア比の選択も重要です。
- ローギア（PG）：巻き取り力があり、スローリトリーブに最適。
- ノーマルギア：汎用性が高く、初めての1台におすすめ。
- ハイギア（HG/XG）：ルアー回収が速く、遠投や強風時に有利。
自重とバランス
メバリング用ロッドは軽量なものが多いため、リールも200g以下が理想的。ロッドとのバランスも考慮し、持ち重りしないリールを選ぶと疲れにくくなります。
ドラグ性能
メバルは突っ込みの強い魚なので、スムーズなドラグ性能が求められます。ドラグ力が約2kg前後のリールが多く、細いラインでも安心してやり取りできるものを選びましょう。
最新メバリングリールおすすめモデル
エントリーモデル（1万円以下）
初心者向けの手頃な価格帯のリール。初めてのメバリングにも最適です。
ダイワ「24レブロス」LT2000S
エントリークラスながらも性能を大幅に向上させたダイワの「24レブロス」。価格帯を超えた軽さと巻き心地の良さが特徴で、エアドライブローターを採用することで、より軽快な巻き心地を実現している。実売価格1万円以下ながら、ドラグ性能も向上しており、メバリングの細糸でも安心して使用できる。ボディにはダイワ独自の軽量化技術が採用され、持ち重りしにくい設計。初心者の入門用として最適なリールでありながら、サブ機としても十分な性能を備えている。ジグ単やプラグ、軽めのフロートリグなど、さまざまなメバリングスタイルに対応できるバランスの良いモデル。
- 価格：8,000円前後
- 特徴：エアローター搭載で軽量化
- 初心者向けながら十分なドラグ性能。
シマノ「22サハラ」C2000S
シマノのエントリークラスながら、高い耐久性と滑らかな巻き心地を実現した「22サハラ」。ハガネギアを採用し、ギアの剛性と耐摩耗性を向上させることで、長期間にわたって快適な使用が可能。サイレントドライブ技術を搭載することで、内部のガタつきを抑え、スムーズな巻き心地を提供する。防水性能を向上させるコアプロテクト機構を採用し、塩ガミや腐食のリスクを低減。C2000Sは軽量ルアーを扱うメバリングに最適なサイズで、PEラインやフロロカーボンラインの細糸をスムーズに扱えるシャロースプール仕様。1万円以下の価格帯ながら、メバリングだけでなくアジングやライトゲーム全般にも対応できる万能リール。初心者やサブ機を探しているアングラーに最適な一台。
- 価格：7,000円前後
- 特徴：ハガネギア搭載で巻き心地が滑らか
- 軽量で耐久性もあり、入門リールとして人気。
ミドルクラス（1万〜3万円）
軽量化と耐久性が向上し、快適な巻き心地を実現するモデル。
シマノ「24ヴァンフォード」C2000S
シマノの人気軽量リール「ヴァンフォード」がさらに進化したモデル。マグナムライトローターにより、巻き始めの軽さと感度が大幅に向上し、メバリングの繊細なアタリも逃しにくい。新たに採用されたインフィニティドライブにより、巻き上げのスムーズさと耐久性が強化されている。自重は約155gと超軽量で、長時間の釣りでも疲れにくい設計。スローオシュレート機構が搭載されており、ラインの巻き取りがより密に行われ、飛距離やトラブル軽減にも貢献。シマノの中級機種の中でも特に軽さと操作性に優れたモデルで、ジグ単やプラグの釣りに最適。初心者から上級者まで、幅広いアングラーにおすすめのリール。
- 価格：25,000円前後
- 特徴：軽量で巻き始めが非常に軽い
- マイクロモジュールギアⅡで滑らかな巻き心地。
ダイワ「25カルディア」FC LT2000S-H
ダイワのミドルクラスリール「カルディア」が2025年にアップデートされ、さらなる軽量化と剛性の強化が図られたモデル。ZAION Vボディを採用し、剛性を保ちながら自重を大幅に軽減。ダイワ独自のモノコックボディにより、内部のギアサイズを拡大し、巻き上げ力と耐久性を向上させている。エアドライブローターによる低慣性設計で、巻き出しが軽く、スムーズなリーリングが可能。メバリングの繊細なアプローチや、キャロやフロートを使用した遠投にも対応できる万能リール。防水性と耐久性にも優れており、長期間使用しても性能が落ちにくい。コストパフォーマンスに優れた一台。
- 価格：20,000円前後
- 特徴：ZAION Vボディ採用で剛性と軽量性を両立
- モノコックボディ化で耐久性アップ。
シマノ「22ソアレBB」C2000SSPG
シマノのライトゲーム専用ブランド「ソアレ」シリーズのエントリーモデル。22ソアレBBは、上位機種である「ソアレXR」の技術を取り入れつつ、価格を抑えた高コスパリール。特にハイレスポンスドラグを搭載しており、細糸を使うメバリングに最適なスムーズなドラグ性能を実現している。さらに、マイクロモジュールギアⅡが採用され、巻き心地が滑らかで感度も向上。自重は180g前後で、軽量ロッドとの相性も抜群。操作性の高さと細かいアタリを捉えやすい設計により、初心者から中級者まで扱いやすいモデルとなっている。ジグ単やスローリトリーブが多いメバリングにおすすめ。
- 価格：15,000円前後
- 特徴：ライトゲーム専用の高感度設計
- ハイレスポンスドラグ搭載でメバルの突っ込みにも対応。
ハイエンドモデル（3万円以上）
究極の性能を追求し、軽量性・剛性・巻き心地を極めたモデル。
シマノ「23ヴァンキッシュ」C2000S
シマノの軽量リールの最高峰モデルとして登場した「23ヴァンキッシュ」。ボディにマグネシウム合金を採用し、シマノ史上最軽量となる140gを達成。巻き出しの軽さと感度の良さが際立ち、スローリトリーブが主体のメバリングに最適。新技術のスローオシュレートにより、ラインがより密に巻かれ、飛距離の向上とライントラブルの軽減を実現。マイクロモジュールギアⅡやインフィニティドライブも搭載され、滑らかで力強い巻き上げが可能。超軽量でありながら剛性も確保されており、長時間の釣行でも疲れにくい。価格は高いが、最高の使用感を求めるアングラーには最適な一台。
- 価格：50,000円前後
- 特徴：圧倒的な軽さ（140g）と滑らかな巻き心地
- スローオシュレート搭載でキャスト性能も向上。
ダイワ「23エアリティ」LT2000S-H
ダイワの軽量フラッグシップモデル「エアリティ」が、さらなる進化を遂げた23モデル。モノコックボディにマグネシウム合金を採用し、驚異の145gという軽さを実現。エアドライブデザインのローターとスプールにより、低慣性でレスポンスの良い巻き心地を提供する。ハイギアモデルながらも巻き出しが軽く、スローな巻き取りにも対応。ドラグ性能も優秀で、不意の大物にも安心。ジグ単やプラグ、遠投用のフロートリグなど、さまざまなメバリングスタイルに対応できる。軽さと剛性を両立させた、長時間の釣行でも疲れにくいハイエンドリール。
- 価格：55,000円前後
- 特徴：超軽量＆高感度設計
- マグネシウム合金製モノコックボディで剛性も抜群。
ダイワ「22イグジスト」LT2000S-P
ダイワのフラッグシップモデル「イグジスト」は、軽量性と剛性を極限まで高めた究極のスピニングリール。マグネシウム合金製モノコックボディにより、軽量ながらも高い耐久性を誇る。エアドライブデザインの採用で、巻き心地の軽さとレスポンスの速さが向上。超々ジュラルミン製タフデジギア搭載により、耐久性とスムーズな巻き心地を両立。防水性能も抜群で、海水の影響を受けにくい設計。メバリングにおいても、ジグ単やプラグの釣りで抜群のパフォーマンスを発揮。価格は高いが、最高のリールを求めるアングラーには最適な選択肢。
- 価格：70,000円前後
- 特徴：ダイワ最上級モデル
- 耐久性、巻き感度、軽量性すべてがトップクラス。
まとめ
メバリング用リールを選ぶ際は、釣り方や予算に応じて適切なモデルを選ぶことが大切です。初心者には1万円以下のエントリーモデル、より快適に釣りを楽しみたいならミドルクラス、本格的に極めるならハイエンドモデルがおすすめです。2024年はシマノの「24ヴァンフォード」やダイワの「25カルディア」「24レブロス」など、最新モデルが続々と登場し、軽量化や巻き心地の向上が進んでいます。特に軽量リールは操作性や感度が向上し、長時間の釣行でも疲れにくいのが魅力です。ジグ単、プラグ、フロートリグなど自分の釣りスタイルに合ったリールを選び、より快適なメバリングを楽しみましょう。
コメント